中学生の夏休みの自由研究、保護者の38%「内申点に影響する」

 塾選びサービス「塾選」を運営するDeltaXは、昨年中学生だった子供をもつ保護者を対象に「中学生の自由研究」に関するアンケートを実施。昨年の夏休みの自由研究では、約34%の生徒が「調べ学習」を選んでいたことがわかった。

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塾選調べ:夏休みの「自由研究」に関する調査」
塾選調べ:夏休みの「自由研究」に関する調査」 全 9 枚 拡大写真

 塾選びサービス「塾選」を運営するDeltaXは、昨年中学生だった子供をもつ保護者を対象に実施した、「夏休みの自由研究に関する調査」の結果を、2024年8月15日に発表した。中学生の自由研究では、約34%の生徒が「調べ学習」を選択。夏休みの自由研究が内申点に影響していると考えている保護者が38%いることがわかった。

 『塾選』編集部が実施した「夏休みの自由研究に関する調査」は、昨年中学生だった子供をもつ保護者を対象に2024年5月にインターネットで実施された。有効回答数は100名。

 中学生の自由研究について、昨年の夏休みでは約34%の生徒が研究カテゴリーに「調べ学習」を選択。ついで、「実験」約27%、「観察」約25%、「工作」約9%という結果となった。

 興味がある分野は、「自然・科学」が最多で24.8%。ついで、プログラミング13.3%、歴史・社会12.7%、天文・宇宙7.3%など。テーマの決定者は51%が生徒のみで、子供と保護者で決めたのは41%、学校から指定されたテーマがあったと回答したのは8%だった。

 自由研究にかけた時間について、もっとも多かったのは「6~10時間」で全体の24%。「11~20時間」(21%)、「21~30時間」(18%)、「51時間以上」(12%)という回答もあわせると、10時間以上かけて自由研究に取り組んでいる中学生が51%いることがわかった。

 また、保護者が手伝ったと回答したのは58%で、小学生の71%より減少。自由研究における生成AIの利用経験・意向については、58%の保護者は自由研究において「Chat GPTなどの生成AI」を利用したことがなく、今後も利用するつもりがないと回答している。

 高校受験を視野に、夏休みの自由研究が内申点に影響していると思うかを聞いた設問では、影響すると考えている保護者が38%いることがわかった。一方で、44%の保護者は自由研究と内申点の関連性について「わからない」と回答していることから、自由研究の内容が直接内申点に結びつくかどうかは不透明と言えるとしている。

◆夏休みの「自由研究」に関する調査
調査対象:昨年中学生だった子供をもつ保護者
有効回答数:100名
調査時期:2024年5月
調査機関:DeltaX「塾選」による自社調査
調査方法:ネットによる任意回答

《田口さとみ》

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