東京都教育委員会は2024年10月17日、被災地から避難している中学生等が都立特別支援学校の入学相談および入学者選考を志願する場合の入学考査料を免除すると発表した。該当するのは、東日本大震災や熊本地震、北海道胆振東部地震、2020年7月豪雨、能登半島地震など。
東京都教育委員会では、災害にともない被災地から避難し都内の中学校、中等教育学校の前期課程または特別支援学校中学部(いずれも国公私立は問わない)に在学する者や、災害の発生時に災害救助法適用地域に居住し被災した者のうち、都内に保護者と同居し入学後も引き続き都内から通学することが確実な者や、入学日までに保護者とともに都内に転居することが確実で、入学後も引き続き都内から通学することが確実な者などを対象に、都立特別支援学校の入学相談および入学者選考を志願する場合の入学考査料を免除する。
対象となる入学相談および入学者選考は、2025年度東京都立特別支援学校高等部等の入学相談・入学者選考実施要項において定める入学相談(2025年4月以降に実施する入学相談を含む)および入学者選考。
該当する災害は、2010年度の東日本大震災、2016年度の熊本地震、2018年度の7月豪雨および北海道胆振東部地震、2019年度の台風第19号、2020年度の7月豪雨、2023年の能登半島地震。
入学考査料の免除を希望する場合は、入学考査料免除申請書に必要事項を記入し、災害の発生時に当該災害に被災したことを証明する書類(被災証明書など)の写しを添付のうえ出願時に志望校に提出する。