Z会は、2025年1月から「Z会の通信教育」高校受験コースに「中学準備ステージ」を開講する。高校受験コースは3月からの受講開始だが、理想的な中学学習のスタートを実現するために、小学から中学への橋渡しとなる特別カリキュラムを提供する。進学を控えた子供たちの学びをより強固にサポートすることを目的としている。
中学校の学習は、小学校と比べて難度が上がり、スピードも速くなる。小学生のうちは問題なく学習できていた子供たちも、中学進級後に戸惑いを感じることが少なくない。また、コロナ禍で小学校前半の学習内容の理解・定着に不安を感じている家庭も多い。このような状況に対して、小学生で学んだことを総復習したり、中学生の学習単元を先取りしたりすることは有効な手段だが、取組み方によっては時間が足りなくなったり、一時しのぎになったりすることもある。
Z会の「中学準備ステージ」は、限られた時間の中で、中学入学後に長期的に良い学びを続けていく土台を築くために必要なエッセンスを凝縮し、中学校入学前の2か月間で、自宅で効率的に取り組める内容となっている。
中学進級後の学びで子供たちが戸惑いを感じる主要因は、考え方と学び方の変化にある。小学校と中学校では、同じ教科の同じような問題でも解答のために必要な考え方が異なる場合がある。小学校までは得意だった教科が中学校でうまくいかなくなるのは、ここでつまずいていることが多い。また、クラス担任制から教科担任制に変わり、学年で進度をそろえる必要があるため、小学校に比べて授業の進みが速く感じることが多いという。
「中学準備ステージ」は、この変化を自宅で短時間で負担なく乗り越えられるように設計されている。中学進級後の「考え方」「学び方」の両方を身に付けるために、厳選した学習カリキュラムを提供する。英語では、感覚的に理解していた英文を「英文法」を通して論理的に理解する。数学では、問題文の情報を整理したり、さまざまな角度から捉えたりする練習を通じて「数学」の考え方を学ぶ。国語では、中学で求められるより深い問題文の読み取り方を学ぶ。
さらに、「中学準備ステージ」では、小学校で習う単元をもとに、中学で必要となる「考え方」を学ぶため、復習と先取りを組みあわせたカリキュラムを提供する。普段の学習状況や取組みに割ける時間によって、2つの学習モードから選ぶことができる。
「中学準備ステージ」に取り組むことで、中学で必要となる「考え方」を身に付け、中学校での学習をスムーズにスタートすることが期待できる。予習や復習の重要性を意識し、自律的・計画的に学習する習慣が身に付くため、定期テストや将来の高校入試に向けて長期的に良い学習を続けることを可能にするとしている。
◆中学準備ステージ
対象：公立中学に通う、高校受験を予定している新中学1年生～新中学3年生
申込開始日：2024年12月2日（月）
受講開始月：中学準備ステージ2025年1月、中学ステージ2025年3月
受講会費（税込、12か月一括払いの場合の1か月あたりの価格）：中学準備ステージ（5教科セット）4,500円、中学ステージ（新中学1年生5教科セット）1万820円
