文系学部生へのAI教育導入、明治学院大学セミナー3/7

 明治学院大学は、2025年3月7日にセミナー「文系学部生への『AI・データサイエンス教育』導入~オンライン4,000人への挑戦~」を開催する。同大学は2023年度より、すべての学部生を対象に「AI・データサイエンス教育プログラム」を開始しており、今回のセミナーではその教育手法と成果を共有する。

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文系学部生への「AI・データサイエンス教育」導入~オンライン4,000人への挑戦~
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 明治学院大学は、2025年3月7日にセミナー「文系学部生への『AI・データサイエンス教育』導入~オンライン4,000人への挑戦~」を開催する。同大学は2023年度より、すべての学部生を対象にAI時代の新たな基礎知識を教授する「AI・データサイエンス教育プログラム」を2023年度から開始しており、今回のセミナーではその教育手法と成果を共有する。

 「AI・データサイエンス教育プログラム」は、文部科学省の「数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度(リテラシーレベル)」の認定を受けている。2023年度には約2,500人、2024年度には約4,000人の学生が履修した。プログラムの多くはオンデマンド形式で提供され、学生の履修困難を解消し、学びやすい環境を整えている。履修者は定期的に実施されるテストで学びを確かなものにしているといい、一定の条件を満たすと修了認定証を取得できる。

 今回のセミナーでは、数千人規模の履修者に対する効果的な教育手法とその成果を共有することを目的としている。各学部の教員が協力して実施するオムニバス形式の科目の利点と実践例についても紹介。また、授業発プロジェクトでは、日本顔学会でオーディエンス賞・輿水賞を受賞した成果を参加学生が発表する。

 セミナーの講演内容は、開会挨拶に続き、「文系学生を惹き込む工夫~ガイダンスやプログラミングの実践まで~」をテーマに永田毅教授が講演する。続いて、中村明日香氏が「授業発プロジェクトによる成果発表」と題し、時代ごとのアイドルの顔分析やバーチャルアイドルの生成、生成AIを活用した顔表情からの表情コピーと感情マップ生成について発表する。最後に、湯沢英彦教授が「オムニバス講義『AIと人間』―文系思考とAIの接点を求めて」と題した講演を行う。

 明治学院大学は、2024年に初の理系学部「情報数理学部」を開設し、既存の学部・組織との有機的な連携を進めている。また、産学官連携を行うため「情報科学融合領域センター」もあわせて開設した。スポーツ分野では、2028年度までに箱根駅伝本戦出場を目指し、MG箱根駅伝プロジェクト「Road to HAKONE 2028」をスタートしている。

◆文系学部生への「AI・データサイエンス教育」導入~オンライン4,000人への挑戦~
日時:2025年3月7日(金)13:00~15:00
会場:オンラインウェビナー
申込締切:2025年3月3日(月)
参加費:無料
申込方法:大学公式Webサイトの申込フォームより

《神林七巳》

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