リクルートが提供する進路情報メディア「スタディサプリ進路」は、現役高校生と保護者を対象に「校長先生になってほしい有名人」の調査を実施した。1位は高校生・保護者共に「タモリ」という結果となった。
調査は2025年1月15日～17日、全国の高校生男女（「スタディサプリ進路」の高校生エディターと公式LINE登録者）と、高校生の子供のいる保護者を対象に実施した。有効回答者数は高校生694人、保護者310人。
卒業・入学・進級の季節にあわせて行われたアンケート「校長先生になってほしい有名人」では、高校生・保護者共にタモリが1位に選出。高校生では、2位に綾瀬はるか、3位に明石家さんまがランクインした。共通して、笑顔で学校を動かす校長先生といったイメージがうかぶ。一方、保護者の2位には池上彰、3位には阿部寛と、ジャーナリストや熱血先生役が印象的な俳優・女優が続いた。
次に、保護者に対し、先生に求めるキャラクターを聞いたところ、1位「公正公平な人」、2位「経験豊富な人」、3位「知識が豊富な人・博識な人」となり、公正公平で経験・知識豊富な人が上位にあがった。先生に求める行動としては、1位「生徒の良いところを発見してくれる」、2位「生徒の頑張りを認めてくれる」、3位「悩みなど話を聞いてくれる・面倒見が良い」がランクインした。
また、高校生にクラスで人気がある先生のキャラクターについて尋ねたところ、1位「明るい人」、2位「優しさがある人」、3位「ユーモアがある人」が上位にあげられた。人気がある先生の具体的な行動については、1位「生徒の頑張りを認めてくれる」、2位「生徒を褒めてくれる」、3位「生徒の良いところを発見してくれる」という結果となった。人生に影響を与えてくれた先生について聞くと、「いる」との回答が56.3％と過半数に達した。
「スタディサプリ進路ブック」編集長・金剛寺千鶴子氏のコメントによれば、高校生に人気の先生のカギは、授業スタイルや知識量よりも「認めてくれる」や「褒めてくれる」ことにあるという。今回の調査でも、過半数の生徒が「人生に影響を与えてくれた先生がいる」と回答しており、特に進路選択時の寄り添いが大きな影響を与えていることがわかった。
アンケート結果は以下のとおり。詳細は、「スタディサプリ進路」内の「#高校生なう」で公開されている。
◆校長先生になってほしい有名人
【高校生】
1位：タモリ
2位：綾瀬はるか
3位：明石家さんま
4位：池上彰
5位：永野芽郁
【保護者】
1位：タモリ
2位：池上彰
3位：阿部寛
4位：天海祐希
5位：吉田鋼太郎
