【高校受験2026】三重県、高校入試実施方針を公表

 三重県教育委員会は2025年3月25日、2026年度(令和8年度)三重県立高等学校入学者選抜における実施方針の決定を発表した。前年度から大きな変更はなく、各高等学校の学科・コースの特色に応じて行う前期選抜と、共通の学力検査等による後期選抜の2つの選抜を基本とする。

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 三重県教育委員会は2025年3月25日、2026年度(令和8年度)三重県立高等学校入学者選抜における実施方針の決定を発表した。前年度から大きな変更はなく、各高等学校の学科・コースの特色に応じて行う前期選抜と、共通の学力検査等による後期選抜の2つの選抜を基本とする。

 三重県教育委員会は、2026年度三重県立高等学校入学者選抜について、実施方針をWebサイトに掲載した。基本的には、中学生が目的意識をもって主体的に高等学校を選択し受検できるよう、中学生の多様な関心や目的意識と、各高等学校の特色に対応したわかりやすい制度により実施するという。各高等学校の学科・コースの特色に応じて実施する前期選抜(2月実施)と、実施校共通の学力検査等による後期選抜(3月実施)の2つの選抜を基本とし、合格者が入学定員に満たなかった高等学校において再募集を行う。

 前期選抜は、自己推薦書・調査書等・提出された選抜資料・高等学校が実施する検査の結果を総合し、合格内定者を決定。募集枠は原則として、普通科(コースを除く)においては入学定員の30%を上限とし、普通科のコース、専門学科および総合学科においては入学定員の50%を上限とする。ただし、1学年3学級以下の高等学校の普通科においては、入学定員の50%を上限とする。

 後期選抜では、調査書と学力検査等を用いて選抜する。学力検査の実施教科は、国語・数学・社会・外国語(英語)および理科の5教科とし、検査問題は県教育委員会が作成する。各高等学校においては、学科・コースごとに実施教科を減じたり、免じたり、配点を傾斜としたりすることができる。面接または「自己表現」、作文または小論文、実技検査のいずれか、あるいはいくつかを課すことも可能。

 調査書は、第3学年における「各教科の学習の記録」および「特別活動の記録」などにより、およそ募集定員にあたる数の者を選出(高等学校によっては、調査書などにより選ぶ人数を、募集定員のおよそ110%または120%にあらかじめ設定することができる)。また、受検者全員について、学力検査と実技検査の得点の総合評価をもとに、募集定員のおよそ80%にあたる者を高点者から順次選ぶ(各高等学校の特色、性格に応じて必要な教科の成績が著しく下位にある者などを、保留者として除外することが可能)。同一人について、調査書と検査の両方に含まれている者を合格者とし、詳細は各高等学校により異なる。

 2026年度三重県立高等学校入学者選抜における実施方針は、三重県のWebサイトで確認できる。

《木村 薫》

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