Duolingo、日本語話者向けスペイン・ドイツ・イタリア語の新コース

 Duolingo, Inc.が提供する教育アプリ「Duolingo」は、日本語話者向けにスペイン語、ドイツ語、イタリア語のコースを新たに開始した。

教育・受験 その他

advertisement

Duolingo
Duolingo 全 2 枚 拡大写真

 Duolingo, Inc.が提供する教育アプリ「Duolingo」は、日本語話者向けにスペイン語、ドイツ語、イタリア語のコースを新たに開始した。今回のアップデートでは、他言語のユーザーインターフェースで学習できるコースも一斉に公開され、全体で148の新コースが追加された。従来は1つのコース開発に数年を要していたが、生成AIや社内ツールの活用により、開発スピードが飛躍的に向上したという。

 Duolingo Language Report 2024の「世界でもっとも人気のある言語ランキング」によると、スペイン語は第2位、ドイツ語は第4位、イタリア語は第6位にランクインしている。これらの言語は世界的に学習者が多く、日本国内のユーザーからも学びたいという要望が多数寄せられていた。すでに日本語UIで提供している英語、韓国語、中国語、フランス語に加え、今回新たにスペイン語、ドイツ語、イタリア語が学べるようになったことで、大学における第二外国語として人気の高い言語の多くを網羅する形となる。

 また、今回公開された他言語UIで学習できるコースを含めると、今回Duolingo上で新たに公開された言語コースは148コースにのぼり、世界中で10億人以上の学習者に新しい学習の扉が開かれることになる。Duolingoでは最初の100コースを開発するのに約12年かかったが、近年の生成AIの発展、共有コンテンツシステム、社内ツールの進化により、開発スピードが飛躍的に向上し、今回の148コースを1年未満で開発・公開することができたという。

 Duolingoが社内で「共有コンテンツ」と呼ぶこの新しいアプローチでは、高品質なベースコースを作成し、それを複数の言語に素早くカスタマイズすることが可能になっている。また、生成AIによりコンテンツの作成と検証を自動化することで、Duolingoの厳格なコース品質基準を維持しながら、社内の専門家はより重要な領域に注力できるようになっている。

 今回新たに公開されたコースは、おもに初心者レベル(CEFR A1~A2)に対応しており、読解力を育てる「Stories」や、リスニング力を鍛える「DuoRadio」などの没入型機能も備えている。より高度なコンテンツについては2025年中に順次追加予定。

 「誰もが利用できる、世界最高の教育を開発する」というミッションのもと、Duolingoは、より多くの人に向けて楽しく続けられる語学学習体験を提供していくという。

《風巻塔子》

advertisement

【注目の記事】

この記事の写真

/

advertisement

特集