【大学受験2025】神戸学院大で出題ミス、18人追加合格

 神戸学院大学は2025年6月2日、2025年度一般選抜入試の前期日程「日本史」で出題ミスがあったことを公表した。正答を1つ選択させる問題で正答が2つあることが発覚したため、日本史を選択した受験者全員を正答として再度合格判定を行い、新たに18人を合格にした。

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 神戸学院大学は2025年6月2日、2025年度一般選抜入試の前期日程「日本史」で出題ミスがあったことを公表した。正答を1つ選択させる問題で正答が2つあることが発覚したため、日本史を選択した受験者全員を正答として再度合格判定を行い、新たに18人を合格にした。

 出題ミスが発覚したのは、2月1日に実施した2025年度一般選抜入試・前期日程の選択科目「日本史」の試験問題。大問IVの問5(解答番号42)の「適切でないものを選択肢A~Dの中から1つ選べ」という設問で、選択肢「B」を正答としていたが、選択肢「C」も正答ではないかと外部機関から指摘があり、学内で精査した結果、正答が2つあることが判明した。

 「日本史」は150点満点で、ミスのあった問題の配点は3点。正答を1つ選択させるべきところ、2つの正答が存在していたことから、問題不成立とし、日本史を選択した受験者全員を正答として再度合格判定を行った結果、新たに18人が合格となった。また、この入試で選出される特待生候補生についても再度判定したところ、新たに2人が特待生候補者となった。

 追加の合格者と特待生候補者、関係者には個別に謝罪と経緯説明を実施。入学希望者には、修学面を含め、安心して学校生活が始められるよう万全の体制を整えてサポートするとともに、追加の合格者と特待生候補者が今回の出題ミスによって生じた経費などは補償するとしている。

 今回の選択科目「日本史」の対象学部・学科は、法学部、経済学部、経営学部、人文学部、心理学部、現代社会学部、グローバル・コミュニケーション学部英語コースおよび中国語コース、総合リハビリテーション学部社会リハビリテーション学科。

 神戸学院大学は「厳正、確実であるべき入学試験においてこのような事態を起こし、受験者ならびに関係者の皆さまに多大なるご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。今回の事態を厳粛に受け止め、再発防止に努めてまいります」とコメントしている。

《奥山直美》

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