人事院は2025年5月30日、2025年度国家公務員採用総合職試験（春）の合格状況を発表した。合格者数トップは「東京大学」で171人、ついで「京都大学」112人、合格者の64.9％を国立大出身者が占めた。
国家公務員採用総合職試験は、春と秋の2回あり、春に院卒者試験と大卒程度試験（教養区分を除く）、秋に大卒程度試験（教養区分）を実施。2025年春の総合職試験は1次試験を3月16日、2次試験を4月13日と4月21日～5月16日にかけて行い、最終合格者を5月30日に発表した。
2025年度春の総合職試験の合格者数は、院卒者試験・大卒程度試験あわせて1,793人で、前年度に比べ160人減少した。申込倍率（申込者数／合格者数）は6.7倍、受験倍率（第1次試験受験者数／合格者数）は5.6倍。女性の合格者数は630人で、合格者数全体に占める割合は過去最高の35.1％にのぼった。
出身学校別の合格者数は、国立大学1,164人（64.9％）、公立大学64人（3.6％）、私立大学552人（30.8％）、その他外国の大学等13人（0.7％）。合格者の出身学校数は、前年度より25校少ない153校となった。
出身大学別の合格者数は「東京大学」171人がもっとも多く、「京都大学」112人、「早稲田大学」76人、「北海道大学」76人、「東北大学」72人、「立命館大学」62人、「中央大学」58人、「東京科学大学」54人、「慶應義塾大学」52人、「大阪大学」52人と続いた。10人以上の合格者を出した大学は計42校だった。
◆2025年度春の国家公務員採用総合職試験（院卒者試験・大卒程度試験）
出身大学別合格者数（上位10位）
1位「東京大学」171人
2位「京都大学」112人
3位「早稲田大学」76人、
4位「北海道大学」76人
5位「東北大学」72人
6位「立命館大学」62人
7位「中央大学」58人
7位「東京科学大学」54人
9位「慶應義塾大学」52人
10位「大阪大学」52人
