東京都は2025年6月2日、小中学生が誰でも気軽にデジタル体験を通じて創造力を育むプロジェクト「とうきょうこどもクリエイティブラボ(愛称:くりらぼ)」の開催日程・会場を公開した。放課後や週末に利用できる新施設「くりらぼベース」は6月4日からコンテンツを拡充するという。
「くりらぼ」は、今後のデジタル社会を担っていく小中学生が、誰でも気軽にデジタル創作体験を通じて創造力を育むプロジェクト。区市町村施設におけるデジタル創作体験「くりらぼin区市町村」や、放課後や週末に利用できる「くりらぼベース」(2024年10月オープン)、東京都と民間企業・団体が連携した「くりらぼネットワーク」などを展開し、プロジェクトを推進している。
2025年度の「くりらぼin区市町村」は開催回数を200回に倍増して、7月より開催を予定している。ScratchやUnityを使ったオリジナルゲーム制作は、青梅市、江東区、小平市、品川区、世田谷区、中央区、豊島区、利島村、練馬区、八王子市、羽村市、東大和市、町田市、武蔵村山市で開催。
このほか、SPIKEやkurikitを使ったロボットの組み立てとプログラミング、TinkercadやNomad Sculptを使った3Dモデル制作と3Dプリンタ体験、micro:bitやIchigoJamを組み立ててプログラミングできる電子工作、CanvaやibisPaintを使ったデジタルイラスト制作、FilmoraやiMovieを使ったコマドリアニメや動画の編集・Youtuber体験、GaragebandやScratchを使ったオリジナルの楽曲制作などの体験が開催される。ただし体験できる内容は市区町村会場ごとに異なる。
直近の日程をみると、利島村地域交流会館が7月13日・14日、文京区教育センターが7月19日、小金井市市民会館が7月28日などで開催。練馬区では石神井図書館や、光が丘図書館など8つの区立図書館で、7月27日~3月14日の期間中計9回の開催を予定している。 また、品川区東大井児童センターは8月5日~8日、新宿区立子ども総合センターは8月7日、千代田区役所は8月22日、中央区立環境情報センター「エコノバ」 は8月25日など、夏休み期間にも多くの会場で開催される予定だ。
一方、放課後や週末にも利用できる「くりらぼベース」は、毎週水曜日から金曜日の午後3時~午後7時、土日祝日の午前10時~午後7時(最終入場 午後6時30分)で開催している。入場無料・予約なしで6種類のデジタル創作体験が可能。スタッフがサポートするため、デジタルツールが初めてでも安心して参加できるという。
なお、開催日程は6月2日時点の情報となるため、最新の情報はくりらぼホームページで確認すること。