明光ネットワークジャパンは、青森県中泊町が設置する公設塾「ナカデミー」の運営を受託し2025年5月20日より順次開講する。中泊町内の6つの小・中学校を拠点に、学校と連携して個別最適な学びを届ける。
中泊町公設塾「ナカデミー」は、自治体の施策として設置している学習支援のための公設塾で、今回、明光ネットワークジャパンが運営を受託した。この取組みは、明光ネットワークジャパンが掲げる中期経営計画のアライアンス戦略に基づき、地域自治体と連携した教育支援の一環として実施されるもので、今後も地方への学習支援の拡充を進める方針だ。
公設塾「ナカデミー」の拠点は、中里中学校・小泊中学校・中里小学校・武田小学校・薄市小学校・小泊小学校の6校。対象は小学4年生から中学3年生まで、参加者はテキスト代を含めてすべて無料で受講できる。開講初年度は、約100名の生徒の参加を予定しているという。
また2025年度は内容を一部変更して、中学生は、AIを活用したタブレットを導入し、個々の能力に合った勉強を提供。小学生は、宿題サポートに加え苦手教科克服対策も実施するという。公設塾である強みを生かして、学校との連携を強化し、児童・生徒ひとりひとりにあわせた学習を提供する。
明光ネットワークジャパンは、全国に個別指導塾「明光義塾」「自立学習RED」を展開。地域や家庭環境にかかわらず、子供たちが等しく質の高い教育機会を得られる社会の実現を目指し、地域との連携を深めている。
一方、青森県中泊町は、町としても子供たちの学習支援体制の強化が課題とされており、公設塾の設置によって教育格差の是正と基礎学力の向上、さらには地域全体の教育力向上を目指している。このような背景のもと、学習習慣の定着、子供の居場所づくりを目的として、明光ネットワークジャパンの「個別指導」のノウハウと、AI技術を活用した個別最適な学習支援に注目され、今回の受託運営に至ったという。