一般選抜の日程・方式別に河合塾が予想した「入試難易予想ランキング表」方式別ランクの2025年5月版から、国公立大学理系をピックアップ。共通テストの得点率で示すボーダーラインは、東京(理科一類)が90%、東京(理科二類)と京都(工-情報)が89%など。
入試難易予想ランキング表は、河合塾が実施する全統模試と前年度の入試結果をもとに予想した入試難易度(ボーダーライン)を、学部学科ランクと方式別ランクの2パターンで一覧にまとめたもの。国公立と私立に分け、学部系統別・大学所在地区別に分類。国公立大の方式別ランク/学部系統別では、大学入学共通テストの得点率と2次試験(個別学力検査)のボーダー偏差値を掲載している。
この記事では国公立大学・理系について、共通テストの得点率(前期日程)からボーダーラインをみていく。
理学系は、東京(理科一類)が90%で最難関。続いて、東京(理科二類)が89%、京都(理-理)が87%、東京科学(情報理工)が84%、東京科学(理)が83%、東北(理-数学系/理-物理系)と名古屋(情報-自然情報)が82%、東北(理-化学系/理-地球科学系/理-生物系)と大阪(理-数学/理-物理/理-化学/理-生物科学/理-生命理学)が81%、筑波(理工-数学/理工-物理/理工-化学)と名古屋(理)と神戸(理-化学/理-生物)が80%。
工学系は東京(理科一類)が90%で最難関。続いて、東京(理科二類)と京都(工-情報)が89%、京都(工-建築)が88%、京都(工-地球工/工-物理工/工-電気電子工)が87%、東京科学(工/環境・社会)と京都(工-理工化学)が85%、東京科学(情報理工)と大阪(基礎工-情報科学)が84%、横浜国立(都市科学-建築)と名古屋(情報-コンピュータ科学)と大阪(工-電子情報工)が83%、東北(工-機械知能・航空工)と筑波(情報-情報科学)と東京科学(生命理工-生命理工学)と大阪(工-地球総合工)と九州(芸術工-芸術-音響設計)が82%。
農学系は東京(理科一類)が90%で最難関。続いて、東京(理科二類)が89%、北海道(獣医-共同獣医学)が88%、京都(農-応用生命科学/農-食品生物科学)が86%、東京農工(農-共同獣医)と京都(農-資源生物科学/農-地域環境工/農-食料・環境経済)が85%、京都(農-森林科学)が84%、大阪公立(獣医-獣医)が82%、山口(共同獣医-共同獣医)が81%、帯広畜産(畜産-共同獣医学)と岩手(獣医-共同獣医)と東北(農)と神戸(農-資源-応用植物学/農-生命-応用生命化学)と鹿児島(共同獣医-共同獣医a(大学入学共通テスト重視型))が80%と予想された。
表示しているボーダーラインは、2025年5月現在の予想。ボーダー得点率の設定基礎となっているのは前年度の共通テスト本試験で、共通テストの難易度により変動する。共通テスト実施後は、「共通テストリサーチ」の集計をもとに再設定が行われる。リセマムでは次回、私立文系の入試難易予想をピックアップして紹介する。