第74回全日本大学野球選手権大会の決勝戦が2025年6月15日に神宮球場で行われ、東北福祉大が福井工業大を8対1で下し、優勝を果たした。東北福祉大は、試合を通じて安定した攻撃と守備を見せ、圧倒的な勝利を収めた。
この大会には全国27連盟の春季リーグ戦を勝ち抜いた27の代表校が参加し、神宮球場と東京ドームを舞台に大学野球日本一を争った。決勝戦では、東北福祉大が序盤からリードを広げ、最終的に8対1で福井工業大を破った。
試合後、東北福祉大の仲宗根主将は優勝旗を授与され、チームメイトとともに喜びを分かち合った。また、東北福祉大の佐藤悠太選手が最高殊勲選手賞を受賞し、櫻井頼之介選手が最優秀投手賞を獲得した。櫻井選手は2勝、23回、防御率1.96の成績を収めた。
一方、福井工業大の高松紳志選手は敢闘賞を受賞し、特別賞は西南学院大学に贈られた。首位打者賞は東海大の笹田海風選手が受賞し、15打数8安打、打率.533の成績を残した。
大会は6月8日に開会式が行われ、愛知大学野球連盟代表の中京大学主将が選手宣誓を行った。2024年の優勝校である青山学院大学からは優勝旗が返還された。
大会期間中には、天候不良により試合開始時刻の変更が行われるなどの調整があったが、無事に全日程が終了した。決勝戦はNHK BSで生放送され、全試合がTVとオンデマンドで放送およびLIVE配信された。