同志社大学で広がる学びと少人数教育の手厚いサポート…同志社女子大学が選ばれ続ける理由 

 同志社女子大学は、2026年に創立150周年を迎える。2つのキャンパスに6学部11学科を擁し、隣接する同志社大学でも履修が可能。少人数で手厚い指導を通じて、幅広い教養と高い専門性をバランスよく身に付けることができ、高い就職決定率と就職満足度を誇る。3人の学生に聞いた、同志社女子大学の教育力とは。

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左:西村 楓香さん 中央:河合 智沙乃さん右:坪井 光結さん
左:西村 楓香さん 中央:河合 智沙乃さん右:坪井 光結さん 全 7 枚 拡大写真

 歴史ある京都の地で、新しい時代を生きる女性を育んできた同志社女子大学。2026年には創立150周年を迎える。2つのキャンパスに6学部11学科を擁し、隣接する同志社大学のさまざまな学部学科の講義も履修可能だ。総合大学と女子大学それぞれの強みを生かし、多様な学問領域に触れながら、少人数で手厚い指導を通じて、幅広い教養と高い専門性をバランスよく身に付けることができる。キャリアサポートもきめ細やかで、高い就職決定率と就職満足度を誇る。

 今回は、由緒ある学び舎で過ごす3人の学生にインタビュー。それぞれの声からは、なぜ同志社女子大学が選ばれ続けるのか、その連綿たる教育力が浮かびあがってきた。

同志社女子大学
西村 楓香さん  表象文化学部英語英文学科 4年
坪井 光結さん 現代社会学部社会システム学科 4年
河合 智沙乃さん 表象文化学部日本語日本文学科 4年
※学年、所属学科はインタビュー当時の情報

専門性を深めるとともに幅広い教養を身に付けるリベラル・アーツ教育

--なぜ同志社女子大学を選んだのか、志望の理由を聞かせてください。

河合さん:私は岐阜県の出身で、高校1年生のとき、地元の新聞社が主催する大学フェアに参加したのがきっかけでした。ブースに立ち寄ったのはたまたまでしたが、職員の方がいちばんていねいに説明してくださったのが同志社女子大学で印象に残りました。その後、気になって調べてみると、同志社女子大学が教育理念として掲げる「リベラル・アーツ教育」に強く惹かれました。専門性を深めるだけではなく、幅広い教養を身に付けられる環境が良いなと思いました。

坪井さん:私は父が同志社大学、母が同志社女子大学の卒業生で、幼い頃から親しみと憧れがありました。高校時代は美術系の大学に進学するか迷いましたが、同志社女子大学のオープンキャンパスで、在学生からの「総合大学で幅広く学ぶことで自分の可能性を広げてみたら?」という言葉に背中を押されました。その在学生がとても親身になって相談に乗ってくださったので、「私もこんな大学生になりたい」と思えたことも決め手になりました。

西村さん:私は高校で国際科に通っていたので、英語を生かせる進学先を探していました。いくつかの大学のオープンキャンパスに参加した中で、同志社女子大学は英語を語学、コミュニケーション、言語、文化といった多様な視点から学べるところにいちばんの魅力を感じました。

 また、同志社女子大学には、先輩(ビッグシスター:2年次生以上)が後輩(リトルシスター:入学予定の新入生)の相談相手になる「ビッグシスター制度」があります。私は入学前に、ビッグシスターから履修科目や大学生活の過ごし方からお勧めのランチまでたくさんのアドバイスをもらい、安心して入学ができました。入学後は私もビッグシスターを務めましたが、このような暖かい人間関係も同志社女子大学の素敵なところだと思います。

--入学してみてわかった同志社女子大学ならではの魅力を教えてください。

河合さん:授業もゼミも少人数なので発言しやすい雰囲気で、ディスカッションやグループワークも多く、学生同士仲良くなれます。先生方が学生一人に割いてくださる時間が多く、わからないところを質問したり、必要な資料や研究の方向性などを相談したりすると、とても親身にアドバイスしてくださいます。

表象文化学部英語英文学科 4年 西村 楓香(ニシムラ フウカ)さん  

坪井さん:先ほど河合さんが同志社女子大学の伝統である「リベラル・アーツ教育」について触れていましたが、幅広い教養という点では、自分の所属する学部の専門科目以外に、約600もの他学科科目も履修可能で、多彩な学びの場が用意されています。さらに、隣接する同志社大学でも授業が受けられるので、女子大でありながら非常に幅広い選択肢があって、他の大学の友達に驚かれるほどです。私自身も同志社大学では心理学の授業を受けましたし、今は他学科で司書・学芸員資格の授業を履修しています。

河合さん:私も同志社大学文学部の授業を取っています。また、坪井さんと同じく司書資格を取得予定です。周囲には大学の「キャリア・資格取得支援講座」を活用して、公務員試験や簿記検定、FP技能検定の受検を目指す人もいます。授業の少ない時間帯や夏期・春期休暇中にキャンパス内で開講されるコースとWEBコースがあり、手厚いサポートが受けられます。

西村さん:留学や海外研修のプログラムも充実しています。私は日本語教師の資格取得を目指していて、日本語指導実習プログラムに参加し、オーストラリアで現地の小学生に日本語を教えたり、日本語授業のアシスタントを体験したりしました。学生によって留学する年次や期間もさまざまですが、日本の女子大学の中では協定大学の数がトップクラスで、留学や海外研修に多彩な選択肢があります。

坪井さん:同志社大学との交流も盛んです。私は同志社大学の学園祭の実行委員に入って、つながりが広がりました。現在所属しているサークルも同志社大学の学生と一緒に活動していて、同志社大学の授業はサークルの友人に勧められて履修しました。図書館も利用できますし、履修した科目は卒業単位として見なされます。

表象文化学部日本語日本文学科 4年 河合 智沙乃(カワイ チサノ)さん

卒業までに身に付ける10の力とは

--同志社女子大学には、卒業までに身に付けることを目指す10の力があるとのことですが、これは具体的にどういった内容なのでしょうか。

河合さん:同志社の創立者である新島襄先生は、アメリカでリベラル・アーツ教育を学んで来られました。同志社女子大学は、その意思を引き継ぎ、英語名ではDoshisha Women’s College of Liberal Arts(DWCLA)としています。広い視野を拓く教養教育と、深い知識や技能を身に付ける専門教育に加えて、社会のどの分野に進む場合にも必要とされる10の能力獲得を重視しています。

西村さん:卒業までに身に付ける10の能力(DWCLA10)とは、分析力・思考力・創造力・プレゼンテーション力・コミュニケーション力・リーダーシップ・思いやる力・変化対応力・自己管理力・自己実現力です。シラバスには「この授業でどの力が身に付くか」が明示されているので、履修の際にはとても参考になります。私の所属する学科では、英語と日本語を比較する授業が多いのですが、その中で思考力や分析力が鍛えられたと感じています。また、日本語教育の実習では、人前に立って話す機会が多く、プレゼンテーション力が身に付いたと思います。

坪井さん:私も今、観光学のゼミで地域活性化について取り組んでいますが、法律や経済、マーケティングなど複眼的な視点から分析力や変化対応力が身に付いたと感じます。また、ゼミの仲間や地域の人たちと意見を交わすことで、コミュニケーション力や思いやる力も育まれたことを実感しています。授業後にはオンラインでの自己評価があり、毎回自分の達成度を振り返るので、「社会に出るとこういう力が求められているんだな」と自然に意識するようになりましたね。

--先ほど河合さんが、キャリアや資格取得支援も手厚いサポートが受けられると言っていましたが、同志社女子大学は就職決定率が約99%、就職満足度が約98%と非常に高いですね。

坪井さん:個別面談で、就活全体に関する漠然とした悩みも丁寧に掘り下げていただき、どこから手を付け、どう進めたら良いかがわかるようになりました。本格的に就活が始まる前には、インターンや企業分析、自己分析についてのガイダンスもあり、サポートの手厚さを実感しています。

河合さん:私も、ベテランのキャリアアドバイザーが親身になってアドバイスしてくださったので、職種や企業の選び方について、考え方のヒントをもらえました。キャリアアドバイザーは、メーカー、広告、エアライン業界出身者、教員経験者など、多方面で活躍された実績のある方ばかりで、とても心強いです。

西村さん:私は3年次の時にキャリア支援部が推奨する授業を履修し、大手広告代理店出身の先生から履歴書やエントリーシートの書き方、企業研究といった具体的なノウハウをくわしく教えていただきました。模擬面接や志望理由の相互フィードバックなど、とても実践的な内容で、少人数の授業だったので丁寧な指導が受けられました。自分らしいキャリアをどうデザインするかについてあらためて考えを整理し直すことができ、ブラッシュアップにつながりました。

現代社会学部社会システム学科 4年 坪井 光結(ツボイ ミユ)さん

歴史ある京都の大学だからこそ実現できる充実のキャンパスライフ

--京都は世界からも一目置かれる歴史ある都市です。京都にある大学だからこそ実現できたことはありますか。

河合さん:間違いなく、京都という地の利を生かした多彩なフィールドワークが挙げられると思います。私は日本語日本文学科で、源氏物語に関する授業を履修したのですが、京都御所や藤原道長の邸宅跡、紫式部ゆかりの寺院などを実際に巡り、当時にタイムトリップしたようで、それはもう夢の世界でした(笑)。京都に住んでいると、街なかでお坊さんを見かけたり、夜に寺院の鐘の音が聞こえたり、日常のあちこちに文化や伝統が垣間見られます。京都の大学で学ぶ醍醐味は、このように日本文化の奥深さに触れられることだと思います。

坪井さん:私は観光学のゼミで、宇治市や八幡市をPRするショートムービーを作成しました。担当の先生が地理学の専門家なので、古地図を使って現地の歴史を読み解くことを教わり、実際に現地に何度も足を運んで、街の魅力を深掘りすることができました。河合さんが言ったように、歴史と観光を掛け合わせたフィールドワークがこんなにフットワーク軽くできるのは、京都の大学だからこそできる学びだと思います。

西村さん:私が所属する表象文化学部には、「京都から世界へ」という科目群があります。その中には、京都の寺社を実際に訪ねたり、京都の中の外国文化や京ことばについて学んだりと、京都ならではの魅力あふれる授業が揃っています。

 アルバイトでも、京都ならではの仕事が体験できます。京都は世界中から観光客が押し寄せているので、私はホテルでのバイトで、フロント業務を通じてさまざまな国の人と交流ができました。スピーキングの授業ではレベルが2段階もアップしたほど、英語を実践する場としても京都の大学生はチャンスが豊富だと思います。

--同志社女子大学のキャンパスは、ドラマや映画のロケ地としても使われるほど美しい空間ですが、お気に入りの過ごし方があれば教えてください。

河合さん:この今出川キャンパスのジェームズ館にある学生ラウンジで、コーヒーを飲みながらゆったり過ごすのが好きです。学園祭ではここで袴を着て、創立者の新島襄先生が好きだったという焼き菓子を再現したカフェを開いたこともあります。

坪井さん:私の所属する現代社会学部は、学芸学部、薬学部、看護学部とともに京田辺キャンパスにあるのですが、友和館の食堂から見える景色がとてもきれいで癒されます。春には自然が豊かなウィンクルムの庭でお弁当を広げたり、冬にはキリスト教の大学らしくクリスマスツリーを眺めたり、季節を感じる楽しい過ごし方ですね。

西村さん:私は今出川キャンパスの純正館が夏のおすすめスポットです。実は5階から、京都の夏の風物詩である五山の送り火の1つである「大文字山」が見られます。大学主催のイベントで送り火を鑑賞できたことは、大学生活の特別な思い出として大切にしたいです。

--最後に、大学受験を控える受験生と保護者に向けて、メッセージをお願いします。

河合さん:女性のことを深く理解し、女性の生き方やキャリアに寄り添った教育を受けられるのが女子大学の魅力だと思います。そして、今日お話ししてきたように、同志社女子大学ではとても手厚い教育が受けられます。

坪井さん:私は石橋を渡る時に叩きすぎるくらい慎重なタイプでしたが、大学生活を経て、DWCLA10のひとつでもあるリーダーシップ、そしてチャレンジ精神が身に付いたと思います。少人数で女性のみなので気後れせず、やりたいことがある時には「いいやん!」「やってみたら?」と背中を押してくれる先生や仲間にたくさん出会えました。芯をもち、自分らしく社会を切り拓いていける女性を育ててくれる環境です。

西村さん:先輩から後輩へ、「憧れの連鎖」が続いているのが同志社女子大学の強みだと思います。私も高校時代は慎重で、自己PRすら書けない自信のないタイプでしたが、少人数制で暖かい環境の下、先生や職員の方々、先輩からのサポートのおかげで、自信をもって一歩前に踏み出せるようになりました。自分のペースで成長できる環境が整っているので、迷っている方も安心して入学してきてほしいです。

河合さん:ぜひ、京都観光のついでに、ご家族やお友達と一緒にオープンキャンパスに来て、この魅力を実際に感じてみてほしいです。私は高校時代に7回参加したのですが、総合型選抜での受験の相談など、実際に同じ入試形態で入学した先輩から体験談を聞くこともでき、とても参考になりました。

坪井さん:私もオープンキャンパスで出会った先輩に憧れて、この大学を選びました。キャンパスツアーは学生が案内しますので、何でも気軽に質問してくださいね。

西村さん:キャンパスツアーでは、学生が企画した同志社女子大学のオリジナルグッズをプレゼントしています。可愛いデザインで、ディティールにもこだわっていますので、楽しみにしていてください。お待ちしています。

学生が企画した同志社女子大学のオリジナルグッズ

--ありがとうございました。


2024年度より、同志社女子大学ではデジタルリテラシーの教育を全学部対象に取り入れ、「同志社女子大学データサイエンス・AI教育プログラム」を拡充し、文部科学省の認定も受けている。

3人の学生からは、核となるリベラル・アーツに加え、これからの社会で必要となるさまざまな能力を開花させる教育の成果、そして彼女たち自身が自らの成長を実感している確かな手応えが伝わってきた。

「古きを大切にし、新しきを生きる」…伝統と革新を併せもつ同志社女子大学の今後に、ますます期待が高まる。

入試情報 | 同志社女子大学

《土取真以子》

土取真以子

関西在住の編集・ライター。教育、子育て、ライフスタイル、お出かけのジャンルを中心に、インタビュー記事やイベントレポートなどの執筆を手がける。教育への関心が強く、自身の出産後に保育士資格を取得。趣味が旅行とハイキングで、目標は親子で四国お遍路&スペイン巡礼。

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