ソニー生命保険の調査によると、中学生の73%、高校生の77%が「10年後の日本が不安」と回答しており、2024年の調査から5ポイント以上上昇していることが明らかになった。
ソニー生命保険は、2025年6月6日から6月16日にかけて、全国の中学生と高校生を対象に「中高生が思い描く将来についての意識調査」を実施し、1,000名(中学生200名、高校生800名)の有効サンプルを集計した。調査は、ネットエイジアの協力を得てインターネットリサーチで行われた。
将来の夢について、中学生は「好きなことを仕事にする」53.5%がもっとも高くなり、ついで「安定した毎日を送る」50.5%、「趣味を充実させて生きる」50.0%、「素敵な相手と恋愛・結婚する」40.0%、「あたたかい家庭を築く」38.5%となった。
男女別にみると、男子の1位は「好きなことを仕事にする」52.0%、女子の1位は「趣味を充実させて生きる」60.0%となった。
高校生についてみると、「安定した毎日を送る」49.9%がもっとも高くなり、ついで、「好きなことを仕事にする」「趣味を充実させて生きる」いずれも43.5%、「素敵な相手と恋愛・結婚する」34.1%、「お金持ちになる」31.4%となった。
男女別にみると、男子・女子ともに1位は「安定した毎日を送る」(男子45.3%、女子54.5%)だった。
中学生の67%、高校生の72%が「10年後の世界が不安」と感じていることもわかった。これらの結果は、若者たちが将来に対して抱く不安が増していることを示している。