【とっておきの私立中学校2026】多摩大学附属聖ヶ丘中学校…“最強の職員”が本気で挑む、未来をつくる6年間

 「中高6年間一貫教育を考える会」発行の中学受験情報誌『とっておきの私立中学校』と連携し、注目の私立中学校を紹介する本企画。本記事では、多摩大学附属聖ヶ丘中学校を紹介する。

教育・受験 小学生
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“最強の職員”が本気で挑む、未来をつくる6年間
“最強の職員”が本気で挑む、未来をつくる6年間 全 7 枚 拡大写真

 2026年度の中学受験を目指すご家庭は、そろそろ第一志望校・併願校を決定する時期だろう。

 リセマムでは昨年に引き続き「中高6年間一貫教育を考える会」と連携し、お勧めの私立中学校をピックアップ。同会が発行する『とっておきの私立中学校』の中から抜粋して、注目校の魅力をお伝えしていく。

 本記事でご紹介するのは、多摩大学附属聖ヶ丘中学校。東京都多摩市にある中高一貫の共学校だ。校長の石飛 一吉先生からのメッセージのほか、進路進学に対する考え方、特色のあるプログラムを紹介する。

教育目標

「自主研鑽」「敬愛奉仕」「健康明朗」

 本校は、一昨年創立35年目を迎えたばかりの比較的新しい学校で、男女共学1学年120名の「小さな学校」です。開校当初より「自主研鑽」「敬愛奉仕」「健康明朗」の教育理念のもと、「学びの主役は生徒」をモットーに、生徒・保護者、教職員が手を携え、「しなやかに変化し続ける学校」です。

 こうした中、「多摩から世界へ」を合い言葉にしながら、新しい学び「探究ゼミ」がスタートし、正課の授業として独自の探究的な活動を展開しています。「学びの楽しさを教員だけでなく、生徒自身が楽しむこと」を基本として、誰しもが幼き時代に経験した「なぜだろう?」という素朴な疑問を大切にしながら、地域としっかり向きあって行くことにしています。

 時代は「グローバルで多様な価値観や文化を求めて」いますが、本校は、学校が幅広い知識の寄せ集めではなく、それぞれが基礎的な学習に根ざし、「新たな課題を見つける力」と「学びに向かう姿勢」を養う場でありたいと願い、本校の生徒・教職員・保護者、そして地域の方々と手を携えながら、未来を創り高みを目指して行こうとしています。「心が動けば、頭も体も動く」という言葉があります。その言葉通り、感動・共感を大切にしつつ、共に高みを目指しましょう。

校長 石飛 一吉先生
YouTubeチャンネル

既成概念を打破!“最強の職員”が本気で挑む、未来をつくる6年間

 グローバル教育、ICTを生かした探究、100を超える理科実験…そのどれもが本校の誇りですが、なにより胸を張って伝えたいのは“教師の力”。そして、そのすべてに注がれる“本気”です。学校の主役はあくまで生徒たち。でも、その学びを面白く、行事を心に残るものにし、6年間をかけがえのない時間にしていくのは、日々寄り添い、共に考え抜く教師たちの存在なのです。教師ひとりひとりが主体的に学校の課題に向き合い、互いに学び合う文化が本校には育っています。

 2017年、管理職と教科主任が集まり「主体的・対話的で深い学び」を実現するための「教科主任会」が発足。翌2018年からは、全職員40名が月1回集まり、職階を越えて意見を交わす校内研修が始まりました。以来8年、欠かさず続くこの対話の場は、本校の“原動力”といっても過言ではありません。年次、役職に関係なく、「言いたいことはすべて言う」「明るく・楽しく・前向きに」を合言葉に、本校の探究教育「A知探Q」プログラムや生徒の学びの設計などを繰り返し話しあってきました。

 その結果、初年度は教師全員が「A知探Q」を担当し、水曜午後の授業を思い切ってなくしたのも、“本物の体験こそ、学びの原点”という思いから。常識にとらわれず、生徒のために何が最善かを追求する姿勢が、数々の改革を実現してきました。教師が、こうして全員対話を繰り返し、校外の研修などでも学び、資質・能力向上に努める文化が定着するに連れて、生徒のチャレンジ精神や積極性もどんどん上がっています。ひとりひとりの教師が本気で生徒の未来に向きあい、学びのデザインに全力を注ぐ…それこそが、私たち多摩大聖ヶ丘がもっとも自信をもって伝えたい“推しポイント”です。

説明会情報

街を学びのキャンパスに。「考えて、動いて、伝える」本気の探究体験

 多摩大聖ヶ丘の探究は、教室の中だけで完結しません。舞台は“街全体”。地域と連携し、本物の課題解決に挑む“実践型探究”で、生徒たちは考え、動き、社会とつながる力を育んでいきます。実際に街に出てのフィールドワーク、市役所職員や専門家へのヒアリング、地域の方々との対話。机上の空論では終わらせない…それが同校の探究のスタイルです。多摩市が抱える課題の解決や、より豊かな暮らしを実現するための新規提案を「探究ゼミ」活動を通して行います。高1ではそのために必要な手法を学んだり、多摩市への実際のフィールドリサーチで街に出て課題を見つけたりします。

 探究授業の“期末テスト”は、なんと“街でのプレゼンテーション”。高1の生徒たちが4~5人のチームで企画し、多摩市の課題や提案をまとめたボードを大通りに展示。自らの言葉で、街ゆく人に語りかけます。たとえば「図書館を通じた地域交流」や「ポイ捨てゼロをめざす提案」「理想の多摩市デザイン」など、多様な切り口で地域を見つめ直し、等身大の視点で新しい提案を発信していきます。

 生徒たちの挑戦に耳を傾け、評価してくれるのは“街の人たち”。感想や印象、提案へのフィードバックが用紙に記入され、そのまま成績の一部に反映されます。社会からのリアルな声は、何よりの学びであり、次のチャレンジへの大きな原動力になるのです。“もっと伝わるにはどうすれば?”“もう一歩、深めてみたい”…社会との対話が、生徒たちの探究心をさらに引き出していきます。

街中での期末テスト!
公民館では多世代交流イベントを実施!
小学校で環境にまつわる授業を!
多摩市とゼミの定例報告会で市長に提案!
商店街セレクトショップ企画には市長も!
聖ヶ丘の教育

学校概要

所在地:東京都多摩市聖ヶ丘4-1-1
アクセス:小田急線・京王線「永山駅」スクールバス運行中
京王線「聖蹟桜ヶ丘駅」スクールバス運行中
電話番号:042-372-9393

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《編集部》

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