学童保育を「未来につながる学び」に…ウィズダムアカデミー、3つの新コース制導入

 ウィズダムアカデミーは2025年12月8日、学童保育事業において3つの専門コース制とAI・SEL(社会性と感情の学び)を取り入れた新しい教育プログラムを発表した。2026年4月1日からサービス提供を開始予定で、先行登録および2026年1月から3月のプレ利用受付を開始する。

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 ウィズダムアカデミーは2025年12月8日、学童保育事業において3つの専門コース制とAI・SEL(社会性と感情の学び)を取り入れた新しい教育プログラムを発表した。2026年4月1日からサービス提供を開始予定で、先行登録および2026年1月から3月のプレ利用受付を開始する。

 同社は創業15周年を迎える節目として、従来の「預かり型」学童保育から「未来につながる学びの時間」への転換を図る。新たに導入する3つのスタンダードは、子供の未来を支える力を育む「ブースター教育」、学びのテーマを選べる「新コース制度」、固定曜日からの解放を実現する新プラン「セレクト4」で構成される。

 新コース制度では、子供の興味や特性に応じて3つのコースから選択できる。SEL(社会性と感情の学び)コースでは、SPARK(子供の感情に着目した運動遊び)や対話的な活動を通じて、人の気持ちを感じ取る力と自分の想いを表現する力を育成する。AI学びコースでは探究心と創造力で未来を切り拓く力を、グローバルコースでは世界とつながる視野と共感力を養う。

 従来の「預かり」と「習い事」が分断されていたスタイルを一新し、預かり時間の中に体系化された教育プログラムを融合させた。コース制度の導入により、週2回以上のレギュラー利用かつ習い事受講の場合、従来の積み上げ式よりもリーズナブルに利用できる割引制度を適用する。

 成績では測れない子供の成長を記録する「プログレスレポート」も導入。感情の育ち、他者との関わり、挑戦の姿勢、集中・持続力などをエピソードとともにわかりやすく可視化し、保護者と教室が連携して子供の成長を共に育む体制を築く。

 多様な働き方に対応するため、固定曜日に縛られない柔軟な新プラン「セレクト4」も新設。1か月のうち、好きな「4日間」を自由に選んで利用可能で、シフト制や繁忙期がある家庭でも無駄なく利用できる。塾やスポーツなど他の予定との調整もしやすくなり、低学年の「学童慣らし」にも適しているという。

 代表取締役の鈴木良和氏は「学童保育は『預ける場所』という常識を見直し、放課後を『探究と成長の時間』へアップデートいたします。ウィズダムアカデミーが育みたいのは、知識の習得だけではありません。自分を理解し、他者と協働しながら、自らの意思で未来を切り拓いていく本質的なリーダーシップ、すなわちインディペンデンス(自立・主体性)です」とコメントしている。

 同社は「あしたの自信を、今日つけよう」をミッションに掲げ、都内を中心に直営校・提携校を運営。これまで30種類以上の送迎・付き添い付き習い事を備えた「ワンストップ型学童」としてサービスを提供してきた。今回の取組みにより、放課後を「未来につながる学びの時間」として再定義し、子供たちが自ら考え、選び、成長する力をていねいに育んでいくとしている。

《風巻塔子》

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