2026年度(令和8年度)東京都立高等学校入学者選抜(都立入試)の学力検査が、2026年2月21日(土)に実施された。東京都教育委員会が同日に発表した受検状況によると、全日制の募集人員は3万337人、最終応募者数3万8,030人のうち3万5,310人が受検し、受検倍率は1.16倍だった。
リセマムでは、SAPIX中学部(サピックス)の協力を得て、学力検査の「数学」(共通問題)の講評を速報する。このほかの教科(全5教科)と進学指導重点校(7校)の自校作成問題についても同様に掲載する。
<数学・共通問題>講評
(SAPIX中学部 提供)

1.小問集合
〔問1〕から〔問6〕までは計算問題、〔問7〕はデータの活用、〔問8〕は円と角度、〔問9〕は作図の9問からなる小問集合でした。データの活用は用語に注意して処理することが求められましたが、その他の問題は例年どおりの難度でした。
2.文章題
自然数に関して考察をする文章題でした。〔問1〕は具体的な数値で考えることも可能で、難度は高くありません。〔問2〕の証明問題は自然数を文字で表し、条件に合わせて式変形することが求められますが、類題を解いたことがあるタイプだと思われますので、最後まで記述したいところです。
3.二次関数
放物線上の点を結んでできる直線や図形に関して考える問題でした。〔問1〕の変域、〔問2〕の直線の式を求める問題は、ミスに注意して確実に正解したいところです。〔問3〕は図形の面積比についての問題で、立式の難度や計算量が解法によって変わったと思われます。得点差がつく問題だったといえるでしょう。
4.平面図形
正方形の辺上に点を取り、頂点と結んだ直線と対角線によって作られる線分や三角形について考える問題でした。〔問1〕の角度、〔問2〕〇1の証明は基本的な内容である一方、〔問2〕〇2の線分の長さは、証明の結果から活用できる図形的性質を見抜く必要があり、難度が高めの問題でした。
5.空間図形
三角すいの辺上に点を取り、作られる図形について考える問題でした。〔問1〕の角度は条件を正確に捉えれば正解を導き出せたことでしょう。〔問2〕の求積問題は、立体の適切なとらえ方が分からず、思うように解けなかった受検生もいたと思われます。

このレポートは、2026年2月22日(日)に速報としてSAPIX中学部が作成したもの。
協力:SAPIX中学部





