2026年2月26日、2026年度(令和8年度)埼玉県公立高等学校入学者選抜が実施された。埼玉県教育委員会が2月20日に発表した全日制課程(普通・専門・総合学科)の確定志願状況は、入学許可予定者数3万4,603人に対し、志願者数は3万5,976人、志願倍率は1.04倍となった。
リセマムでは、早稲田アカデミーの協力を得て、学力検査「学校選択問題・数学」の講評を速報する。このほかの教科(全5教科)と学校選択問題(英語)についても、同様に掲載する。
<学校選択問題・数学>講評
(早稲田アカデミー 提供)
問題の構成など出題形式は昨年度と同様で、大問5題であった。
大問1は小問集合10題、配点45点と昨年度からの変化はなかった。特に(5)の2次方程式の文章題、(8)の確率の問題は、問われている力が昨年度と同傾向の出題であった。出題内容は昨年と比べ難易度が穏やかになった印象だ。(10)の「サイズの異なるピザをそれぞれ異なる割合で等分した面積を比べる」問題は「途中の説明を記述させる」形式だが、与えられた条件に基づいて行った計算式を中心に記述することができるため取り組みやすかったと思われる。
大問2は例年通り作図と図形の証明が出題された。(1)は平行四辺形の面積を2等分する直線が、対角線の交点(中点)を通ることを利用する作図問題。(2)は三角形の合同を証明したうえで、それを利用し三角形の相似を証明する問題。標準的な内容だが、記述量が多くなる点を処理しきれたかがポイントとなるであろう。
大問3は学力検査問題と共通の出題。2人がすれ違うようすをダイヤグラムに表した問題で、(1)と(2)は1次関数の応用として見慣れた典型題であった。
大問4は箱ひげ図を扱った問題。(1)と(2)は学力検査問題と共通の出題であった。(3)はとりうる値を「すべて求める」問題となっており、条件を正確に把握し漏れなく求めることが必要であった。
大問5は立体図形の問題。(1)は直方体の対角線に頂点から垂線をひくことでできる三角形の面積を求める、(2)は直方体の切断面の一部(三角形)を直方体の対角線を軸にして回転させた立体(円錐)の体積を求める問題であった。いずれも三角形の3辺の比に着目することがポイントとなる出題であった。
全体的に解法が見つけにくい出題は少なく、また昨年度と比べて計算力が要求される問題が減っており、難度はやや低くなった印象である。
このレポートは2026年2月26日(木)に、速報として早稲田アカデミーにより作成されたもの。
協力:早稲田アカデミー(執筆:埼玉県立必勝コース責任者 漆原勲氏)







