「夢・化学-21」委員会と日本化学会は2026年3月18日、「第58回国際化学オリンピック」に派遣する日本代表生徒4名を発表した。7月10日から19日までの10日間、ウズベキスタン共和国で理論試験(筆記)や実験課題などに参加する。
国際化学オリンピックは、1968年に東欧3か国(ハンガリー、旧チェコスロバキア、ポーランド)が始めた「化学」の国際大会。1984年にアメリカ合衆国が参加して以来急激に参加国が増えている。
大会は、毎年7月に10日間ほど開催。各5時間に及ぶ実験問題と筆記問題が個人戦として行われるほか、現地の文化体験やエクスカーションなどを通して各国の生徒と交歓する。成績優秀者には金メダル(参加者の約1割)、銀メダル(同約2割)、銅メダル(同約3割)がそれぞれ贈られる。
日本では、オリンピックの前年度に開催される「化学グランプリ」の上位成績者(高校2年生~中学3年生)、または日本化学会支部の推薦から代表候補を選定。筆記試験と選抜合宿を経て、代表生徒を決定している。
今回代表生徒に選ばれたのは、灘高校2年の東彦宏さんと岡添皇樹さん、広島大学附属福山高校2年の上吹越結也さん、京都市立洛風中学校3年生の宝田怜弥さんの4人。学年は2026年3月現在。
生徒4人は「第58回国際化学オリンピック ウズベキスタン共和国大会」の日本代表として、7月10日から19日までの10日間、ウズベキスタン共和国のタシケントで開催される大会に挑む。大会に向けて、6月まで計4回の強化訓練合宿にも参加する。
日本は2003年の初参加以来、毎年4人の代表生徒が好成績を収めており、アラブ首長国連邦で開かれた2025年の第57回国際化学オリンピックでは、1名が金メダル、3名が銀メダルを獲得している。

