日本漢字能力検定協会は、思いを託した漢字1字を贈る第14回「今、あなたに贈りたい漢字コンテスト」の作品募集を2026年6月1日に開始した。小学生から一般まで4部門を設け、応募締切は9月18日。漢字を通じて絆を深め、言語化力や思考力、表現力を育むことを目的としている。結果発表は2027年1月下旬、表彰式は3月に行われる予定だ。
同コンテストは、2011年の東日本大震災を契機に“漢字がつなぐ絆”をテーマとして誕生した。同年の「今年の漢字」で「絆」が第1位に選ばれたことを受け、人と人とのつながりや支え合いの大切さを認識し、表意文字である漢字への興味関心を高めるとともに、言葉の大切さを感じてもらうために毎年実施している。現在は小学校の道徳教科書の単元にも採用されており、自分自身と向き合う機会を創出している。
同協会は、同コンテストを通じて育まれる力として「言語化力」「思考力」「表現力」の3点を挙げている。贈りたい1字を選び思いを言葉にまとめる過程で、何を伝えるかを明確にする力が養われる。また、漢字の意味や背景を調べ、自身の経験と結びつけて理由を導くことで思考力が育ち、120字のメッセージとして整えることが表現力の向上につながるとしている。
第13回の文部科学大臣賞受賞作品は、小学生部門が香川大学教育学部附属高松小学校の小嶋杜和さん(7歳)の「教」、中学生部門が東京学芸大学附属小金井中学校の牛窪真帆子さん(15歳)の「絡」、高校生部門が大阪金剛インターナショナル高等学校の西谷幸歩さん(17歳)の「帰」、大学生・一般部門が栄直美さんの「歩」であった。なお、年齢や肩書きは受賞当時のもの。
第14回の応募テーマは「贈りたい漢字(1文字)とメッセージ」で、メッセージは120字以内。応募部門は(1)小学生部門、(2)中学生部門、(3)高校生部門、(4)大学生・一般部門の4部門となっている。表彰には絆大賞(文部科学大臣賞4作品の中から1点)のほか、各部門の日本漢字能力検定協会賞や審査員賞、佳作、団体賞が設けられている。
第13回の審査員は、審査員長を橋本五郎氏(読売新聞特別編集委員)が務め、華雪氏(書家)、ゴルゴ松本氏(お笑い芸人)、やすみりえ氏(川柳作家)、山崎信夫氏(同協会代表理事理事長)が名を連ねた。結果発表は2027年1月下旬ころにコンテストサイトなどで行われ、3月ころに漢検漢字博物館・図書館(漢字ミュージアム)での表彰式開催を予定している。
◆第14回「今、あなたに贈りたい漢字コンテスト」
日時:2026年6月1日(月)~2026年9月18日(金)必着
会場:(コンテストサイトにて応募)
対象:小学生・中学生・高校生・大学生・一般
締切:2026年9月18日(金)
参加費:無料
申込方法:コンテストサイトより申し込む

