アクトインディが運営する情報メディア「いこーよ総研」は、子供のスマホ利用に関する調査レポートを2026年7月に実施し、その結果を公表した。小学校高学年から所持率が急増し、中学生以上では9割超に達する実態や、家庭内でのトラブルの実情が明らかになった。
「お子さんは、自分のスマホ(SIMあり)を持っていますか」という質問に対し、「持っている」は25%、「持っていない」は75%という結果だった。年齢別に見ると、小学校高学年(5~6年生)から所持率が68%と一気に高まり、中学生以上では91%に達する。
子供が自分のスマホを持っているという135名に、何年生のときにスマホデビューしたかを尋ねたところ、もっとも多かったのは「小学4年生」で20%。ついで「小学1年生」18%、「中学1年生」13%となった。小学4年生が最多ではあるが、小学校低学年からのデビューも一定数見られる。入学のタイミングや、1人での通学・習い事開始などを機にスマホを持つ家庭が多いことがうかがえる。
スマホを持ったきっかけとしては、「留守番や家族との連絡手段として必要になったから」が40%でトップ。ついで「塾、習い事に行くときの連絡用に」32%、「防犯、GPSのため」31%と、安全面・実用性を理由とするケースが上位に並んだ。
「子供がスマホで何を見ているか、どんなことに使っているかを把握しているか」という質問に対し、「しっかり把握している」21%、「だいたい把握している」55%と、あわせて76%の保護者が把握していると回答した。一方、「あまり把握していない」21%、「まったく把握していない」3%という家庭も見られた。
子供がよく利用しているコンテンツを複数回答で尋ねたところ(目覚まし・カメラ・地図・スケジュールなどの機能ツールは除く)、もっとも多かったのは「YouTubeなどの動画を見る」で67%だった。ついで「リアルの友達・知り合いとのやり取り(LINE、DMなど)」64%、「ゲーム」59%、「ショート動画を見る(TikTok、Instagramリールなど)」41%と続いた。
家庭内で決めているルールを尋ねたところ、「位置情報を共有している」「課金・アプリインストールに保護者の許可が必要」がともに43%で同率トップとなった。トラブルを未然に防ぐために子供のようすを把握しておきたいという保護者の考えがうかがえる。
ついで、「利用してよい時間帯を決めている」39%、「利用時間を決めている」37%、「利用時間を可視化できるアプリで管理している」35%といった時間管理のルールが続いた。スマホの使いすぎで生活リズムが乱れることへの懸念から、利用時間を管理する家庭が多いことがわかる。また、「フィルタリングを設定している」も35%と多く、見る内容そのものを管理している家庭も少なくなかった。
スマホのことで子供とケンカ・もめごとになった経験がある家庭は、「よくある」16%、「ときどきある」27%、「たまにある」30%をあわせると73%にのぼった。もめた経験があると答えた家庭にその原因を尋ねると、「使いすぎ・時間の使い方」が77%と圧倒的多数を占めた。スマホを使う時間の長さが、もめごとの原因となっている家庭がいかに多いかがわかる。
子供がスマホをまだ持っていない保護者にその理由を尋ねたところ、「まだ早いと思うから」が74%でトップとなった。ただし、「スマホ依存・使いすぎが心配」も42%と、持たせる前からすでに不安を抱えている保護者も多い。スマホを持たせた家庭でも「使いすぎ」がもめごとの原因トップとなったように、依存や使いすぎへの不安は、持たせる前も持たせた後も、保護者が共通して抱える課題といえる。
なお、スマホの代わりに持たせているものとしては、「タブレット」22%、「見守りGPS」17%があがった。
調査はインターネットアンケート方式で、2026年7月9日~7月15日に全国のいこモニ(いこーよモニタークラブ)会員を対象に実施。有効回答数は546サンプル(うちスマホ所持135名)。

