大学生の保護者85%が後悔…中高生のうちに話すべきだったこと

 大学生の保護者の85%が、子供が中高生のころに「もっと話しておけばよかった」と感じていることが、塾選の調査でわかった。話題は「将来の仕事・生き方」が最多で、「お金・家計・物価」が続いた。

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大学生の親85%が「もっと話しておけばよかった」
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 DeltaXが運営する塾選びサービス「塾選」は、大学生の子供をもつ保護者を対象に「子供と話し足りなかった話題」に関する調査を実施し、2026年8月27日に結果を公表した。調査によると、保護者の85%が子供が中高生のころに話し足りなかったことがあると感じており、特に「将来の仕事・生き方」や「お金」に関する話題が上位にあがった。

 調査は、大学生の子供をもつ保護者100名を対象にインターネットで実施された。子供が大学生になった今、中高生のころにもっと話しておけばよかったと思うことがあるか尋ねたところ、85%が何らかのテーマをあげ、「特にない」は15%だった。

 もっとも多かったのは「将来の仕事・生き方」で24%。ついで「お金・家計・物価」が15%、「学校生活」が10%、「受験・進路」が9%と続いた。目の前の受験や進路だけでなく、大学卒業後も続く仕事や生き方、お金について話し足りなかったと感じる保護者が多かった。

 「将来の仕事・生き方」を選んだ保護者からは、「何が好きで何を将来したいか、だけでなく、さらに何ができそうか、可能性が広がるような提案をこちらからしてあげられたら、もっと世界は広がったかもしれないと思った」(なつママ氏)、「大学に入ってから進路で悩み始めたので、中高生の頃から働くことについてもっと気楽に話しておけばよかったと思う」(タカ氏)などの声が寄せられた。また、「今でも結局やりたいことがはっきりしていない(方向性すら決まっていない感じの)状態なので、自分の経験を踏まえてもう少し事細かに話しておくべきだったと思う」(OZIMA氏)という意見もあった。

 「お金・家計・物価」については、大学進学や一人暮らしにかかる費用を具体的に伝えておけばよかったという声がみられた。「大学に入ってから一人暮らしやサークル活動、日常のやりくりが始まって、驚くほどお金がかかる現実を本人が知った。中高生のうちから、学費や生活費、世の中の物価のリアルについて、もう少し具体的にお金の話を共有していたら、お互いに金銭感覚のすり合わせが楽だったなと痛感している」(ゆき氏)、「あまりお金について話をせず、大学生で急に親元を離れたからか、下宿先で携帯料金や電気代などの支払い漏れがあったようでした。信用情報に関わると、きつく注意しました」(なゆこ氏)など、具体的な経験談があがった。

 一方、子供が中高生のころに実際に家庭で話していた話題についても調査した。中学生のころは「学校生活」が80%で最多となり、「部活・課外活動」が63%、「友人関係」が60%と続いた。高校生になると「学校生活」は80%で最多だったが、「受験・進路」が51%、「勉強・成績」が47%となった。

 中学から高校にかけて、「友人関係」は60%から45%、「部活・課外活動」は63%から46%へ減少。一方、「将来の仕事・生き方」は22%から39%、「アルバイト」は7%から24%へ増加した。子供の成長にともない、家庭での会話が身近な出来事から、進学や卒業後の生活へ広がっていくようすがうかがえる。

 また、反抗期と会話頻度の関係についても分析した。「反抗期だった」「どちらかといえば反抗期だった」を合わせると、中学生のころは52%、高校生のころは25%だった。一方、家庭での会話頻度は「ほぼ毎日話していた」が中学生で63%、高校生で60%にのぼり、反抗期とされる時期でも日常的に会話していた家庭が多かった。

 反抗期の子供との関わり方については、「無理に詮索せず、話したいときに安心して話せる雰囲気を大切にしていた」(りんこ氏)、「食事の時間など短い時間でも声をかけ続けた」(KK氏)など、話せる雰囲気作りを心がけていたという声があった。また、「あえて子供扱いせず、一人の大人としてニュースや社会問題について意見を求めると、目を輝かせて自分の言葉で語ってくれた」(ゆず氏)、「共通の趣味をもつことが、親子関係をうまくさせると思う」(あいり氏)など、子供の興味のある話題から会話を広げたという工夫も寄せられた。

 中学生のころに会話が減っても、高校生になり進路を考える時期に深い話ができるようになった家庭もあった。「中学生のころは些細なことで衝突して会話が減る時期もありましたが、高校で進路という共通の目標ができると自然と会話が増え、大人同士の対話ができるようになったと成長を感じます」(アキ氏)。

 今回の調査結果から、多くの保護者が子供の将来やお金について、中高生のころから話すことの重要性を感じていることがわかった。反抗期でも会話の機会をもつ家庭は多く、会話の回数だけでなく、何を話すかにも目を向ける必要性が示された。学校生活に加え、将来の仕事や暮らし、進学後にかかるお金について話すことが、子供が自らの将来を具体的に考えるきっかけになりそうだ。

《風巻塔子》

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