2027年度の中学受験を目指すご家庭は、そろそろ第一志望校・併願校を決定する時期だろう。
リセマムでは昨年に引き続き「中高6年間一貫教育を考える会」と連携し、お勧めの私立中学校をピックアップ。同会が発行する『とっておきの私立中学校』の中から抜粋して、注目校の魅力をお伝えしていく。
本記事でご紹介するのは、芝中学校。東京都港区にある完全中高一貫の男子校だ。校長・武藤道郎先生からのメッセージの他、特色のあるプログラムや学校行事を紹介する。
校訓
遵法自治
時代の大きな変化に合わせて革新するもの、変わらず大事にするものがあります。変わらないのは「遵法自治」と、人間教育の根幹「共生(ともいき)」を学校運営の軸におき、人間教育を重視し続けることです。
校訓の「遵法自治」とは、自分を取り巻くすべての関係性の中で自主・自立の態度で自らを治めて行うことです。そして「共生」とは仏教精神の思想であり、今あるすべてのいのちの連綿とした繋がりを大切に、その中にある自らを自覚することです。この2つの軸はぶれることがありません。
一方、大きく改革をするのは時代に合わせた教育のあり方です。新カリキュラムに合わせて全体的に改革をし、総合的学習と探究を中心に置き、さらに多様性を育める学びをデザインしていきます。
ディプロマポリシーとして「高い人間力・創造力を培い、人、物、すべてに尊敬の念をもつことによって、相互の信頼関係を築き、社会に主体的に貢献できる能力の素地を育む」と「国内外を問わず知識・技能を主体的に学び、思考力・判断力・表現力に磨きをかけ、世界に貢献できる能力の素地を育む」の2つを掲げました。6年間の学びの中で、段階を追ってその素地を育むカリキュラムを展開していきます。
「人間教育の芝」というほど、私たちは12歳から18歳の青少年の人間力の育成を基盤においています。高等教育へと学びをつなぐことも大事な役割ですが、生徒が自らの人生を見つめて生き方を見出す基本的な力を蓄積させることも重視しています。失敗を恐れず何事にも積極的にぶつかっていく折れない心を、芝の学校生活で育てます。そのうえで、自分がいかに社会、周囲、未来に貢献できるのかを考え、進路やアクションへとつなげていく力を養います。子供たちがこれまで以上にアクティブに世界を広げていくチャンスが増えていくことでしょう。

視野を広げる特別講座「芝漬ゼミ」
個性を発揮できる人間力あふれる人を育てる芝学園の教育にどっぷり浸かって学べるのが、長期休暇中に行われる「芝漬ゼミ」です。教科や学年の枠にとらわれず、知的好奇心を刺激する講座が多数開かれます。
高大連携で東京慈恵会医科大学にて開講される最先端の救急災害医療を学ぶ「救急災害医療の最前線」や、病気のケーススタディをもとにチーム医療や治療法説明などを実体験する「白血病医療の最前線」もあります。また、東京大学や京都大学、北海道大学、東北大学、九州大学などの国立大学へ現地集合・解散で行き、各大学の研究者から直接講義や実習を受ける講座も人気です。




モンゴルの大地を遊牧民と馬で走る、「生きることに感動する」海外研修!
芝の学びは、学内にとどまりません。授業でも学校周辺のフィールドワークや理科での見学や観察をはじめ、中2・高1では夏季校外学習、中3・高2では修学旅行と宿泊をともなう学習活動も盛んです。
しかも、校外学習や修学旅行では、“どこに行くのか”“何をするのか”は、生徒たちが中心となって、自分たちで考え、計画、実行します。自らの道を自ら選び、進む力を育てる芝ならではなのです。
さらに、海外研修は言語力や知識を超えた「人間力」を試される挑戦の機会です。英語漬けでより深い思考を得るカナダ、英語で授業を受け、原住民マオリの文化に浸るニュージーランド、言葉を超え「幸せとは何か」を問い直すベトナムに加え、2026年の夏にスタートするのがモンゴル研修です。11日間の滞在中ほとんどを首都ウランバートルから600kmほど離れた遊牧民の住む大地で過ごす、本格的な自然体験のプログラムには、15人の枠に60人も希望者が殺到しました。
現地の学生や遊牧民と過ごし、馬に乗って大地を駆け、地平線から昇る太陽を見て、降るような星を眺める。まさにテーマの通り「生きることに感動する」11日間は、動物、人、自然と生きる、一生モノの体験です。

創立120周年を記念し、ホームページ(HP)リニューアル!
1906年に創立された芝中学は、創立120周年を迎えました。リニューアルしたHPには、男子教育一筋、120年の大ベテランである芝の魅力が詰まっています。伝統を大事にしながらも教育のアップデートを繰り返し、職人のような先生たちの教師力、人間力を育てる芝の教育の具体的な中身もじっくり知ることができます。
先生方の魅力や個性は、1人ずつイラストと共に紹介された先生図鑑でもある「芝漬ポスター」で一気に見ることができます。また、武藤校長先生による「芝漬流子育て」連載では、小学生男子の保護者が参考になるメッセージがいっぱい。「楽しくなければ学校じゃない」ページでは、全部活動の紹介動画を見ることができます。
限られた1分という時間で各部員たちが工夫を凝らして、魅力を伝えています。HPで事前にチェックをして学校を訪れると、芝の良さをさらにじっくり味わうことができますよ!

学校概要
所在地:東京都港区芝公園3-5-37
アクセス:東京メトロ日比谷線「神谷町駅」3番出口より徒歩5分または都営地下鉄三田線「御成門駅」A5出口より徒歩7分
電話番号:03-3431-2629

