広尾学園小石川の高校生5名、STEM世界大会へ

 広尾学園小石川高の生徒5名による「WindBreaker」が、2026年10月にシンガポールで開催される「STEM Racing World Finals」に日本代表として出場する。日本全国大会2位で出場権を獲得し、現在は世界大会に向けスポンサー獲得にも取り組んでいる。

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 広尾学園小石川高等学校のインターナショナルコースに所属する生徒5名のチーム「WindBreaker」が、2026年10月にシンガポールで開催される「STEM Racing World Finals」に日本代表として出場することが決定した。6月の日本全国大会で2位となり、世界大会への出場権2枠のうち1枠を獲得した。

 「STEM Racing」は、Formula 1が公式に支援する学生向けの世界最大級のSTEM教育プログラム。CO2カートリッジで走行する小型レーシングカーを自ら設計・製作し、走行タイムを競うだけでなく、エンジニアリングやデザイン、プレゼンテーション、マーケティング、ファンドレイジングなど、幅広い分野の総合力が審査される。

 チーム名の「WindBreaker」には、「周囲の風に流されず、困難に負けず自分たちが信じる道を切り開く」という思いが込められているという。メンバーは活動について、「レーシングカーの開発に関する経験はもちろんですが、失敗を糧にする思考力や他者と協力する姿勢など、社会で活躍するために必要なスキルの習得にもつながる最高の機会です」と話している。

 世界大会への出場に向けては、資金面が課題となっている。マシン開発費に加え、ピット展示制作費、大会参加費、輸送費など、多くの費用が必要になるという。チームは「現在、世界大会に参加するための費用を集めることに苦労しています」とし、毎日のように企業へメールを送ったり、イベントに参加したりするなど、スポンサー獲得に向けた活動を続けている。

 また、世界大会に向け、「日本代表として世界中の学生たちと競い、学び、得た経験を日本へ持ち帰り、次世代の子供たちへSTEMの魅力や自分たちの可能性を信じて挑戦する姿勢を伝えたい」と意気込みを語っている。

 広尾学園小石川中学校・高等学校は、1909年に村田簿記学校として創設。2021年度に村田女子高等学校から校名を変更し、共学化した中高一貫校。難関大学を目指す本科コースのほか、インターナショナルコースを設置している。インターナショナルコースは、おもに帰国生を対象とした「アドバンストグループ(AG)」と、基礎から英語力を伸ばす「スタンダードグループ(SG)」で構成されている。

 チームの活動のようすは、公式Instagramで発信している。

《風巻塔子》

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