【とっておきの私立中学校2027】日本女子大学附属中学校…多様な自己表現を通して徹底的に自分と向きあう6年間

 「中高6年間一貫教育を考える会」発行の中学受験情報誌『とっておきの私立中学校』と連携し、注目の私立中学校を紹介する本企画。本記事では、日本女子大学附属中学校を紹介する。

教育・受験 小学生
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2025年度に誕生した「さくラボ」「リーフラボ」
2025年度に誕生した「さくラボ」「リーフラボ」 全 8 枚 拡大写真

 2027年度の中学受験を目指すご家庭は、そろそろ第一志望校・併願校を決定する時期だろう。

 リセマムでは昨年に引き続き「中高6年間一貫教育を考える会」と連携し、お勧めの私立中学校をピックアップ。同会が発行する『とっておきの私立中学校』の中から抜粋して、注目校の魅力をお伝えしていく。

 本記事でご紹介するのは、日本女子大学附属中学校。神奈川県川崎市にある中高一貫の女子校だ。校長・野中友規子先生からのメッセージの他、特色のある学び方、入試情報などを紹介する。

教育方針

「自学自動」。そして「信念徹底」「自発創生」「共同奉仕」

 本校の創立者・成瀬仁蔵は、1901(明治34)年、女子の生涯にわたる教育の意義と重要性を説いて日本女子大学を開校しました。創立の際に掲げた教育方針「自学自動」(自ら考え、自ら行動する)は、125年を経た今もこの学校の根幹にあります。「信念徹底」は自分の生き方を自身に問いかけ追求し続ける姿勢、「自発創生」は自らの中から新しい価値を生み出す力、「共同奉仕」は人には限界があるからこそ周りの人と考えをあわせて目標に向かうことを意味します。

 三綱領を意識しながら「学び方」と「自治活動」の2つを教育の柱として掲げてきた本校ですが、この度その教育のエッセンスを、現代社会にあわせた形でバージョンアップ。2027年度からは、中高6年間の学びをより深くつなぐ一貫教育プログラムをスタートします。

 中高の6年間は「自分は何を求め、どう在りたいのか」常に自らに問い続け、自分の「核」となるものを探して創り出す日々です。生徒たちは学校という小さな社会の中で、話しあいを重ねながら「やりたいこと」を実現させる術を学んでいきます。考えを形にして、明確に相手に伝えることで対話は成り立ち、物事が動く。だからこそ「言葉の力」を磨くことが必要なのです。

 本校で学んだ生徒が口を揃えていう「国語力」は、一生涯にわたり彼女たちを支えます。社会に出てからも、女性は仕事の面のみならず、結婚や出産など折々に大きな選択を迫られます。「私が選び取って決定した」と思える満足感を得るためには何が必要か。ほかの選択が不可能な場合でも、いかに「納得のいく道」に変えていくか。自己の確立こそ、本校での学びの真価なのです。

 多様な自己表現を通して徹底的に自分と向きあい、「私」を耕し続ける力。友達と時間を忘れて話しあい、諦めずに最後までやり抜く力。生徒たちは、柔軟なたくましさに満ちています。森の中の学校から、しなやかな感性をもって「在りたい私」を見出し、自分の言葉で語れる人が、世界へと羽ばたいていきます。

日本女子大学附属中学校 校長 野中友規子先生
中高一貫特設ページ
中3が1年間テーマを追う「年間研究」の展示

進路、進学に対する考え方は?

 本人の希望があり、中学の学習・生活にしっかりと取り組めた生徒が、附属高校へと推薦されます。例年、中学校卒業生の約95%が高校へと内部進学。その先にある日本女子大学への推薦は、基本的にすべての生徒に保証されており、2025年度の卒業生は364名中262名が日本女子大学に進学しました。

 日本女子大学は7学部16学科を有する総合大学で、75~80%の生徒が自分の希望にあう学科に進学しています。また、2025年度卒業生のうち85名が他大学にも進学していますが、半数以上は学校推薦型選抜(指定校推薦)を利用しています。ほかに毎年10名前後が総合型選抜で他大学へ進学。中高一貫プログラムのスタートで、探究プログラムもさらに充実するため、総合型選抜での他大学進学の可能性も広がっていきそうです。

2025年度日本女子大学以外の主な合格・進学先
高校卒業後の進路状況(2026年4月調べ)
卒業後の進路

中高連携でさらに進化する探究

ICTを駆使したグループワーク

 校内にWi-Fi環境を整備し、各教科の授業はもちろん、委員会活動やクラブ活動でも全生徒がiPadを使いこなして活用しています。情報の授業では「みんなのコード」と連携したプログラミング・AI学習を実施し、将来必要となるITの基礎を身に付けます。

 また、2025年度には「さくラボ」「リーフラボ」という2つのラボ教室が誕生。プロジェクターを複数台設置した可動式机を配置し、リーフラボにはレーザーカッターや3Dプリンターもあります。ここではグループワークや大学・企業とのコラボ授業などを自在に行っていきます。

国算2科入試新設で選択肢増

 2027年度入試より、2月2日午後に国語・算数の2科入試(第3回・約30名)を新設。国語(作文含む)・算数各50点満点で、特に「表現する力」を重視して評価します。これまでも日本女子大附属中学校では、「書く力」「言葉の力」を大切にし、ライティング教育に力を入れてきました。2科入試の新設には、算数の得意・不得意にかかわらず、「自分の考えを言葉で表現できる力」をもつ生徒に広く門戸を開きたいという思いがあります。

 加えて、中高6年間の探究プログラムを深めるにあたり、「自ら問いを立て、考えをまとめ、伝える力」を入学時点から大切にしたいという考えも込められています。2月1日午後の算数1科入試(第2回・約30名)も引き続き実施し、理数系が得意な受験生にも広く門戸を開きます。

2027年度生徒募集要項
中学生全員が3年間ヴァイオリンを必修で学び、声楽や楽典にも取り組む
芸術×テクノロジーで新たな価値を生み出すことを目指す

学校概要

所在地:神奈川県川崎市多摩区西生田1-1-1
アクセス:小田急線「読売ランド前駅」徒歩10分、京王線「京王稲田堤駅」よりバス10分「京王よみうりランド駅」よりバス15分
電話番号:044-952-6731

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《編集部》

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