【大学受験】河合塾、東大理類特化「MEPLOMETA」11月開校

 河合塾進学研究社は2026年9月24日、兵庫県西宮市の阪急西宮北口駅前に、東大理類特化の新ブランド「MEPLOMETA」第1号校舎を2026年11月に開校し、開校特別イベントを開くと発表した。

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東大理類特化 MEPLOMETA
東大理類特化 MEPLOMETA 全 3 枚 拡大写真

 河合塾進学研究社は2026年9月24日、兵庫県西宮市の阪急西宮北口駅前に、東大理類特化の新ブランド「MEPLOMETA」第1号校舎を2026年11月に開校し、開校特別イベントを開くと発表した。

 新ブランド名は「東大理類特化 MEPLOMETA」。中高一貫校に通う中学生・高校生を対象に、東大理類の現役トップ合格と、その先の社会で活躍する理系人材の育成を掲げる。河合塾進学研究社は、AIの進化によって知識へのアクセスが容易になった一方で、未知の課題に向き合い、新たな価値を創造する力がいっそう求められていると位置付ける。そのうえで、東京大学のアドミッションポリシーにも触れ、入学試験の得点だけでなく、主体的に学び、広い視野や深い洞察力を身に付けようとする人材の育成を目指すとしている。

 カリキュラムの柱として示したのは、「理系特化の超速習と研究的な学び」「国際科学オリンピックメダリストや理数系専門家による指導」「厳格な選抜を通過した生徒同士が学びあう少人数制の環境」の3点である。

 超速習では、中学・高校の履修内容を再構成した独自カリキュラムを採用する。数学では単元同士のつながりを意識した体系的な学習により、中学3年生までに数IIIまでの学習を完了し、6年間で段階的に4周学べる設計とした。学びの定着に向けては、テーマ別演習や東大実戦演習を繰り返す「スパイラル演習」を取り入れ、答案作成力を鍛える。加えて、論理・論証力を養う「研究問題」にも取り組み、本質的な理解につなげるとしている。

 指導体制では、国際科学オリンピックメダリストや理数系専門家らが「MEPLOMETA選抜講師」として中学生および高1生を担当する。高2生、高3生は東大入試に精通した河合塾プロ講師が担当する。さらに、選抜講師が務める「METAメンター」が校舎に常駐し、質問対応や相談、添削指導を行う。近隣の進学校出身の現役東大生メンターによるオンライン指導も受けられる環境を整えるという。なお、MEPLOMETA選抜講師は厳格に選抜された大学院生・大学生が務めるという。

 学習環境では、高い学力と志をもつ生徒同士が切磋琢磨できるよう、少人数の選抜制を採用する。最上位の「選抜クラス」では、研究問題を題材にしたディスカッションも実施する。正解を競うだけでなく、発想に至るまでの過程を互いに問いあい、議論を通じて新たな解を生み出す力を磨く考えだ。東西の生徒が一緒に競い合える場も設ける予定だ。

 第1号校舎を西宮北口に置く理由について同社は、阪神エリアには東大を志望するトップレベルの中高生が多く在籍する進学校が集積していることに加え、西宮北口駅が交通の結節点で通学しやすい立地である点を挙げた。進学校出身の東大生からは、中高生時代により高次元の学びを追究できる環境や仲間がほしかったという声も寄せられていたという。今後は西宮北口での展開を皮切りに、首都圏への展開も予定している。

 西宮北口館の所在地は、兵庫県西宮市高松町3-34 パセオ・エスタシオン4階。阪急神戸線・今津線の西宮北口駅南西口から徒歩1分、2階連絡デッキ直結の場所に置く。校舎は2026年11月1日にオープンし、授業は2027年1月に中学3年生から始める。2027年1月時点では中3生のみの開講で、順次拡大し、2029年度に全学年開講を予定する。授業スタイルは少人数対面形式で、ディスカッション形式やオンラインによる講義も予定。開校時の指導科目は英語と数学で、理科と国語は順次開講する。

 事業責任者を務める河合塾 執行役員兼進学教育事業本部本部長の近藤修司氏は、「AI との共生が進み、国が理系・情報系人材の育成強化を掲げる今、必要なのは、高い学力と、自ら問いを立て未知の課題に挑む力です。『MEPLOMETA』は、東大理類トップ合格をめざす最上位層に照準を合わせ、学びを極限まで研ぎ澄ませた理系特化型モデルです。先取り学習と高度な演習で揺るぎない学力を築き、国際科学オリンピックメダリストをはじめとする知のエキスパートとの対話、志高い仲間との議論を通じて、思考力と価値創造力を高めます。西宮北口から、東大理類トップ合格を確かなものとし、その先の社会で圧倒的な存在感を発揮する人材を育成してまいります。」とコメントしている。

 開校を記念した特別イベント「数学コンテスト」は、MEPLOMETA西宮北口館で2回実施する。1回目は2026年11月1日午後1時~3時30分の「数学オリンピック編(チーム戦)」で、講師は国際数学オリンピック第61回ロシア大会銅メダリストで、東京大学大学院数理科学研究科修士課程在籍の平山楓馬氏。2回目は2026年11月22日午後1時~3時30分の「中3で挑む東大入試編(個人戦)」で、MEPLOMETAカリキュラム開発プロジェクトに参画し、東京大学大学院数理科学研究科博士課程に在籍する桝澤海斗氏が担当する。

 対象は中高一貫校の中学3年生とその保護者で、意欲のある中学1・2年生、小学5・6年生も参加できる。内容は、数学オリンピック型問題または東大入試型問題への挑戦、ディスカッション、特別講義、保護者向け講演会、優秀チーム・優秀者表彰など。参加者には「数学的思考力鍛錬問題集」を進呈する。

《千葉 智加》

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