【大学受験】同志社女子大学だからできた「自分だけの学び」のデザイン…3人の学生が語る挑戦物語

 2026年に創立150周年を迎える同志社女子大学。キリスト教主義、国際主義、リベラル・アーツを教育の柱に、時代をリードする女性を育んできた。 同大の最大の魅力は、学生自身が学びを自由にデザインできる点にある。三者三様の成長を遂げた学生たちのストーリーを紹介する。

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【大学受験】同志社女子大学だからできた「自分だけの学び」のデザイン…3人の学生が語る挑戦物語
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 2026年に創立150周年を迎える同志社女子大学。キリスト教主義、国際主義、リベラル・アーツを教育の柱に、時代をリードする女性を育んできた。 同大の最大の魅力は、学生自身が学びを自由にデザインできる点にある。同志社大学との単位互換制度に加え、国内外への充実した留学制度、専攻外の他学科科目を約600も履修できる柔軟なシステムを完備。全授業の約6割が20人以下、約8割が40人以下という少人数教育も、多角的な視点を養ううえで大きな強みだ。

 今回は、同大学で「自分らしい学び」を体現する3名の学生にインタビュー。同志社大学に隣接する京田辺キャンパスを舞台に、それぞれの視点で選び、悩み、挑戦しながら成長してきた三者三様のストーリーを紹介する。

同志社女子大学
・三田実風さん 学芸学部メディア創造学科 4年 大阪府出身
・高原愛子さん 現代社会学部社会システム学科 4年 香川県出身
・橋川真愛さん 学芸学部音楽学科音楽文化専攻 3年 長崎県出身
※学年、所属学科はインタビュー当時の情報



左から、学芸学部メディア創造学科 4年 三田実風さん、現代社会学部社会システム学科 4年 高原愛子さん、学芸学部音楽学科音楽文化専攻 3年 橋川真愛さん

オープンキャンパスで確信した、学科の枠を越えて広がる学びの可能性

--同志社女子大学を志望したきっかけや入学した理由を聞かせてください。

三田さん:兄が同志社大学に通っていた影響もあり、同志社女子大学には以前から親しみと関心をもっていました。高校生のころから3DCGやプログラミング、ゲーム制作に興味があり、高3で参加したオープンキャンパスの授業体験で、メディア創造学科に自分の興味を惹く授業がたくさんあると実感し、「面白そう! この学科で学びたい」と感じました。ひとつの分野に絞らず幅広く学べることが入学の決め手でした。

高原さん:高1の夏、母に連れられて参加したオープンキャンパスで、緑豊かな中庭のあたたかい雰囲気に惹かれたのが最初の一歩でした。当時は将来の目標や学びたいことがまだ漠然としていたのですが、在校生の先輩方と話す中で、歴史や観光、マーケティング、法律など多岐にわたる分野を網羅する社会システム学科の存在を知りました。学びたいことが不透明だった私にとって「色々なことが学べるよ」という先輩の言葉は大きな安心材料になりましたし、2年間幅広く学び、3回生から専門分野のゼミを選べる仕組み(*)も魅力に感じました。*現在は1年次で各コースの基礎を学び、2年次でコース選択。3年次でゼミ選択を行う。コース・ゼミ選択後も他コースの授業も受講可能

橋川さん:私は幼稚園から13年間エレクトーンを続け、中高では吹奏楽部でクラリネットを担当するなど、常に音楽が身近にある環境で育ちました。次第に自分が演奏するだけでなく、音楽の効果を用いることで、その人の生活を支援できる仕事に魅力を感じるようになり、音楽療法に興味をもちました。音楽療法士の認定校を調べたところ音楽大学が中心でしたが、総合大学である同志社女子大学なら音楽療法を多角的に探究できると考えて志望を決めました。高2の夏に母と参加したオープンキャンパスでは、先輩方と直接お話しする機会があり、音楽療法の素晴らしさを再確認できました。「海外で研鑽を積まれた教授のもとで学べる」と教えていただいたことが、大きな決め手になりました。

学芸学部メディア創造学科 4年 三田実風さん

--みなさん専門分野に縛られず幅広く学べる同志社女子大学の雰囲気に魅力を感じられたのですね。入学して感じた学びの魅力について聞かせてください。

三田さん:興味があったプログラミングだけでなく、Webサイト制作や写真・動画、さらには情報セキュリティまで、デザインやメディア、テクノロジーの領域を横断的に学べるのが魅力です。中でも印象深かったのは3DCGの授業です。課題で自分好みのオリジナルの部屋をゼロから作り上げ、家具や細かなパーツを配置していく作業は、モノづくりの楽しさや難しさを実感できました。

高原さん:社会システム学科は、法律やグローバルコミュニケーションなどを柱とし、京都学や観光学、ビジネスなど多岐にわたる分野を学際的に学べます。私は京都学を専攻し、卒論では京都の三大祭りをテーマに神道の信仰について研究しています。

 また、1~3回生の時には「英語特別プログラム(CASE)」に参加しました。CASEではTOEICの成績によってクラス分けがあります。もともとは英語が得意ではありませんでしたが、少人数制でネイティブの先生とディスカッションを重ねたり、英語でプレゼンをしたりすることで実用的な英語力が身に付きました。私は2回生で上級クラスに上がることができましたが、学生の英語に対する意識が一段と高く、留学希望者も多かったので、良い刺激を受けました。

橋川さん:入学して感じた音楽療法の面白さは、障害や性別、年齢といった壁を超え、音楽という非言語コミュニケーションを通じて心を通わせられる点にあります。一方で、対象者のニーズを汲み取り、呼吸や話すスピードに合わせて即興で音楽を変化させていく必要もあるので非常に奥が深く、難しさもあります。音楽療法はまだ日本では充分に浸透していない部分もありますが、音楽にはその人らしさを引き出し心に寄り添う力があると信じているので、相手に寄り添った最適な音楽を届けるための学びにやりがいを感じています。

 また、授業で「アタッチメント(愛着関係)」について学んだことは私自身の大きな転換点となりました。児童虐待の現実や家庭環境が子供の人生に深く関わる現実を知り、現在は音楽療法の知見を生かしながら、児童養護施設で保育士として働くという新たな目標に向かって、保育士資格の取得にも挑戦中です。

同志社大学での単位互換や国内外の留学。飛び込んで手に入れた新しい視点と自信

--同志社女子大学では「キリスト教主義」「国際主義」「リベラル・アーツ」という教育理念を基にさまざまな学びのシステムがありますが、活用されたものがあれば聞かせてください。

三田さん:最初の2年間で幅広い分野を学ぶ中で、自分が情報の暗号化といった理論に強い興味があることに気付きました。そこで、より専門性を追求するために「国内留学制度」を利用して、日本女子大学の理学部数物情報学科で1年間、情報数学を専攻しました。

 この制度は、同志社女子大学と共通の教育理念をもつ3大学(日本女子大学、フェリス女学院大学、金城学院大学)で、1年間もしくは1学期間の留学ができるものです。同じ女子大同士ということもあり、雰囲気も近くスムーズに馴染むことができました。プログラミングやデータサイエンスといった専門的な授業を受けられたのはもちろん、寮生活を通じて友人ができ、視野が大きく広がったと感じています。

 ずっと実家暮らしだった私にとって、初めての土地で1人で生活した経験は、自分を成長させる良い機会になりました。現在はその経験を生かして東京でのIT業界への就職を目指しています。入学当初は想定していなかった、地元・関西を出る選択肢を考えるようになったのも、国内留学という挑戦があったからこそだと思います。

高原さん:同志社女子大学では欧米圏やアジア圏など多くの海外大学と交流協定を結んでいて、留学期間は在学期間に算入され、留学先大学で修得した単位も同志社女子大学で認定されます。私は中学生の時に研修で訪れたイギリスの伝統ある文化に魅了され、「いつかまたここへ戻りたい」と思っていたので、イギリスのリーズ大学への1年間の留学に挑戦しました。協定大学留学の出願には一定の語学スコアをクリアする必要があり、「私なんて…」と足踏みしてしまった時期もありましたが、両親が「やりたいことには貪欲になりなさい」と励ましてくれました。

現代社会学部社会システム学科 4年 高原愛子さん

 リーズ大学では世界史を専攻し、植民地時代の歴史や帝国主義について、クラスメイト全員がイギリス人という過酷な環境で学びました。クラスメイトたちは話すスピードも知識量も圧倒的で、毎日、自分を試されているような苦しい時期もありましたが、無理だと思うことにも一歩踏み出し、貪欲に取り組むことの大切さを肌で感じました。 人生でいちばんの壁に本気で向き合い、それを乗り越えた経験は、間違いなく今の私の大きな自信に繋がっています。外の世界を知り、多角的な視点を得られたこの1年間は、本当に貴重な体験になりました。

橋川さん:音楽療法は心理学をベースにした分野でもあるため、私は同志社大学との単位互換制度を利用し、特に興味のあった乳幼児の心理発達に関する授業を受講しました。 心理学の視点を得たことで、より子供たちに寄り添った音楽療法を届けられるのではないかと感じています。また、いつもとは違うキャンパスの雰囲気の中で学べたことも、良い刺激になりました。自分の専門分野を深く学べるのはもちろん、新しく興味をもった際に他学科の授業を受けられるなど、学びの柔軟性が高い点は大きな価値を感じています。

--同志社女子大学では卒業までに身に付けたい10のスキル「DWCLA10」(分析力、思考力、創造力、プレゼンテーション力、コミュニケーション力、リーダーシップ、思いやる力、変化対応力、自己管理力、自己実現力)を掲げていますが、特に身に付いたと思うスキルはありますか。

三田さん: 私は「創造力」と「コミュニケーション力」です。メディア創造学科では、デザインやWebサイト制作、3DCGなど、想像力をフルに働かせて形にする機会が豊富にありました。また、グループで対話を重ねながらプロジェクトを進める授業が多いため、他者と協力して物事を創り上げるコミュニケーション能力が自然と鍛えられたと感じています。

高原さん:私は「プレゼンテーション力」と「変化対応力」が身に付きました。社会システム学科は発表の機会が多く、特に「CASEプログラム」では全編英語でのプレゼンが必須です。人に伝わりやすい内容や構成を考え、それを英語で伝える経験を10人以下の少人数クラスで徹底的に重ねることで、プレゼンに慣れることができました。

 また、あえて困難な環境に身を置いた海外留学を通じて、自分を律して学ぶ「変化対応力」も養われました。留学という貴重な経験をいただけたことに感謝していますし、これから社会に出ても同志社女子大学で得た学びが礎になることは間違いないと確信しています。

橋川さん:私が身に付いたと実感しているのは「思いやる力」と「自己実現力」です。音楽療法を学ぶ仲間は思いやりに溢れている人が多く、私自身も支援やカウンセリングの授業で、受容や共感、傾聴の大切さを学び意識しながら生活するようになりました。学びを深める中で児童の発達やアタッチメントに関心をもち、高校生のころには想像もしていなかった「児童養護施設で働く」という新たな目標を見つけ、大学生活を通して今後のキャリアを考えるようになりました。自分のやりたいことに向かって着実に資格取得や勉強に励んでいる今の状況に、確かな自己実現力を感じています。

学芸学部音楽学科音楽文化専攻 3年 橋川真愛さん

歴史息づく京都の学び舎で、多彩な学びと絆を深める4年間

--授業以外でも、皆さん多方面で活躍されていると伺いました。具体的な活動をお聞かせください。

高原さん: 同志社大学の学園祭スタッフとしてクイズ大会を企画・運営したり、同志社女子大学の新入生をサポートする「ビッグシスター」や広報スタッフを務めたりと、楽しそうだなと感じた活動に積極的に取り組んでいます。オープンキャンパスで、生き生きと活動する先輩方を見て憧れをもっていたので、私も「どうすれば高校生や新入生に伝わるか」を常に考えて工夫することにやりがいを感じます。また、学生寮では「RA(レジデント・アシスタント)」として、寮生と寮母さん・寮長さんを繋ぐ役割を担いました。私自身も新入生の時はRAの先輩に京都市内を案内してもらったり、困ったことがあれば相談したり、同級生とパーティーをしたりと、寮生活には楽しい思い出ばかりです。

橋川さん:私は同志社大学の軽音サークルと、ボランティアサークルに所属しています。ボランティアサークルでは、地域の方々との繋がりをテーマに、地域向けのイベント企画や子供食堂・カフェ運営に携わっています。会議の準備や企画書の作成は大変ですが、実際に地域の方々と関われるのは非常に貴重な経験となっています。また、学童保育でのアルバイトもしており、ベテランの先生方の動き方を身近で学びながら、子供たちと触れあう中で多くの経験を積んでいます。

--同志社女子大学のキャンパスは歴史を感じられる美しい佇まいが魅力ですが、京田辺キャンパスのお気に入りのスポットを教えてください。

三田さん:まさにここ、ヒバードホール(友和館)はよく利用します。友達と課題に取り組んだり、くつろいだりできる空間なのでお勧めです。

高原さん:私はラーニング・コモンズのグループスタディスペースが思い出深いです。友人と待ち合わせてプレゼンの準備をしたり、たまにはひと息ついたりと、何気ない大学生活の思い出が詰まっています。

橋川さん:音楽学科主催のオペラ公演を実施した新島記念講堂が印象に残っています。舞台裏のスタッフとして携わったので、本番の緊張感や練習の大変さを肌で感じ、先輩方の歌声や演奏、プロの先生方の舞台作りを間近に感じることができました。

--最後に、同志社女子大学への受験を検討している高校生や保護者に向けてメッセージをお願いします。

左から、学芸学部音楽学科音楽文化専攻 3年 橋川真愛さん、現代社会学部社会システム学科 4年 高原愛子さん、学芸学部メディア創造学科 4年 三田実風さん

三田さん: 幅広く学べる環境が大きな魅力です。まだ専門分野を決めきれていない人にとって大学選びは難しく感じるかもしれませんが、急いで専門を決めなくても、興味のある分野に気軽に飛び込んでみてほしいです。

高原さん:自分がやりたいことや挑戦したいことを見つけて行動に移すことができる環境が整っています。私はここで切磋琢磨しあえる友人や、新しい挑戦に背中を押してくれる先生にも恵まれ、成長することができました。まずは自分を信じて一歩踏み出してほしいなと思います。

橋川さん:自分の専門分野について深く学べるのはもちろん、進むべき道に迷ってもさまざまな授業を受けて新しい視点を得られることができます。学生も先生方も魅力的な人ばかりです。ぜひオープンキャンパスに来て、大学生活をイメージしてみてください。

--ありがとうございました。


 学生たちが専門領域に安住せず、他学科の科目や国内外のフィールドへ自ら踏み出す学びへの貪欲さが印象的だった。それを支えているのは、ひとりひとりの挑戦を肯定し、きめ細やかに伴走する同志社女子大学の少人数教育ならではの手厚いサポート体制に他ならない。創立150周年を目前に、歴史ある京都のキャンパスで自分らしく成長し続ける学生たちの姿に、心地よい清々しさと輝かしい未来を予感した。ぜひオープンキャンパスで連綿と受け継がれる「リベラル・アーツ教育」の雰囲気を実感してみてはいかがだろうか。

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《土取真以子》

土取真以子

関西在住の編集・ライター。教育、子育て、ライフスタイル、お出かけのジャンルを中心に、インタビュー記事やイベントレポートなどの執筆を手がける。教育への関心が強く、自身の出産後に保育士資格を取得。趣味が旅行とハイキングで、目標は親子で四国お遍路&スペイン巡礼。

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