【大学受験】生成AI活用65.3%、前年比29pt増…英数・小論文で活用

 AIチューター「Knock」を運営するHanjiの「Knock 教育AIラボ」は、2026年に大学に入学した学生を対象に、大学受験における生成AIの活用実態に関する調査結果を発表した。受験勉強などで生成AIを活用した学生は65.3%に達し、2025年の36.6%から28.7ポイント増加した。

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大学受験準備での生成AI活用率、37%から65%へ拡大
大学受験準備での生成AI活用率、37%から65%へ拡大 全 7 枚 拡大写真

 AIチューター「Knock」を運営するHanjiの「Knock 教育AIラボ」は、2026年に大学に入学した学生を対象に、大学受験における生成AIの活用実態に関する調査結果を発表した。受験勉強や進路相談で生成AIを活用した学生は65.3%に達し、2025年の36.6%から28.7ポイント増加した。

 調査は2026年9月10日から9月25日にかけて、2026年に大学へ入学した18歳から20歳までの学生205人を対象に、インターネットで実施した。大学受験のための学習や進路相談で生成AIツールを「頻繁に」または「時々」使用した学生は65.3%(頻繁に18.5%、時々46.8%)だった。一方、「ほとんど使用しなかった」は17.1%、「まったく使用しなかった」は10.7%だった。生成AIを使用した学生の利用頻度は、「週の半分程度」が41.8%でもっとも多く、「ほぼ毎日」も20.9%にのぼった。

 生成AIの具体的な活用用途(複数回答)は、1位が「自分の書いた解答の添削」(63.4%)、2位が「問題の解答解説やヒントの提示」(52.2%)、3位が「教科書などの内容についての解説の提示」(27.6%)だった。順位は2025年と同じだったが、「自分の書いた解答の添削」は2025年の48.0%から増加した。自由記述では、自分が書いた英語の長文記述を撮影してAIに送り、文法ミスを見つけてもらう使い方や、大学の志望理由書について書き始め方を相談した例があがった。活用した科目は、1位「英語」、2位「数学」、3位「小論文」で、2025年と同じ結果となった。

 学校や塾で生成AIの使い方について指導を受けたか尋ねたところ、「特になかった」が42.4%でもっとも多く、「わからない・覚えていない」も21.5%だった。指導があったと回答した学生にその内容(複数回答)を尋ねると、「回答が間違っている場合があることへの注意」が43.2%でもっとも多く、ついで「生成AIに頼りすぎず、自分で考える力を大切にすること」が33.8%だった。また、23.0%は「使用を控えるように」と指導されたと回答した。

 自由記述では、「自分で書いた英文を貼り付けて、文法的な間違いを指摘してもらう使い方がお勧め。課題を丸投げするのは絶対にやらないほうがいい」「AIに言われたことを1回で信じず、聞き返したり自分で調べたりするべき」といった意見が寄せられた。同ラボは、大学受験で生成AIを活用する学生の割合は増加しているものの、受験生の活用姿勢に大きな変化は見られず、教育現場では指導のあり方を模索している段階にあると分析している。

《風巻塔子》

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