小中学生の約7割が読書好き、一方で「週1時間未満」7割超

 博報堂教育財団こども研究所は2026年10月8日、「子どもの読書」について調査結果を発表した。「本を読むことが好き」な小中学生は69.3%いるにもかかわらず、1週間の読書時間は「まったく読まない」「1時間未満」をあわせて72.6%となり、実際の読書時間は長くないことがわかった。

教育・受験 小学生

advertisement

読書好き度/1週間の読書時間
読書好き度/1週間の読書時間 全 13 枚 拡大写真

 博報堂教育財団こども研究所は2026年10月8日、「子どもの読書」について調査結果を発表した。「本を読むことが好き」な小中学生は69.3%いるにもかかわらず、1週間の読書時間は「まったく読まない」「1時間未満」をあわせて72.6%となり、実際の読書時間は長くないことがわかった。

 「子どもの読書」についての調査は、2026年8月9日、全国の小学4年生から中学3年生を対象にインターネットで実施した。有効回答数は1,200人。

 「本を読むことが好き」な小中学生は69.3%となった。内訳をみると、もっとも読書好き度合いが高い「大好き」と回答した子供は12.8%、「好き+まあ好き」計が56.6%、「好きではない」計が30.7%。小中学生別にみると、「大好き」の割合は小学生では16.8%だが、中学生では8.7%。「好き」計でみても、小学生72.8%、中学生65.8%となり、中学生になると読書好きの比率が少なくなる傾向がみられた。

 ところが、1週間の読書時間を聞いたところ、「まったく読まない」が17.4%、「1時間未満」計が55.2%となり、約7割の子供は、読書時間がゼロまたは週1時間未満という結果になった。「1時間以上」は3割弱にとどまった。

 読書に関する意識について聞いたところ、「本を読むのは楽しい」と答えた子供は63.9%だった。一方「本を読むよりも動画やゲームのほうが楽しい」は76.5%となり、本を読むことを楽しいと感じている子供は多いものの、動画やゲームはそれ以上に魅力的な娯楽として子供たちに認識されているようだ。

 また、保護者の読書時間と子供の読書好き度の関係をみると、保護者の読書時間が「週1時間以上」の家庭では、本を「好き」計と回答した子供が91.8%と非常に高く、全体の69.3%を大きく上回った。本が「大好き」な子供の保護者では、「子供の関心にあった本を用意している(いた)」が88.9%(全体67.0%)、「よく読み聞かせをしている(いた)」が83.7%(全体50.8%)、「図書館によく連れていく(いった)」が82.4%(全体49.0%)、「本屋によく連れていく(いった)」81.7%(全体52.2%)と、いずれも全体を20~30ptと大きく上回っている。こども研究所は、子供の読書好き度は家庭の読書環境との関連があるようだとコメントしている。

 同調査では、このほか、読書が好きな理由や、本を知るきっかけなどについて取りまとめている。調査の詳細は、博報堂教育財団のWebサイトで閲覧できる。

《中川和佳》

advertisement

この記事の写真

/

advertisement

特集