国家公務員総合職の合格発表、東大が最多…女性は過去最高

 人事院は2023年6月8日、2023年度国家公務員採用総合職試験(春)の合格者を発表した。もっとも多く合格者を出した大学は「東京大学」の193人。女性の合格者数は683人、割合は33.7%で、いずれも過去最高となった。

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 人事院は2023年6月8日、2023年度国家公務員採用総合職試験(春)の合格者を発表した。もっとも多く合格者を出した大学は「東京大学」の193人。女性の合格者数は683人、割合は33.7%で、いずれも過去最高となった。

 国家公務員採用総合職試験は、政策の企画・立案、調査・研究に関する事務を職務とする係員の採用試験で、春と秋の年2回実施。今回の春試験では、第1次試験を4月9日、第1次試験合格発表を4月21日、第2次試験は筆記試験を5月7日、人物試験を5月15日~31日の指定する日時で行った。

 2023年度国家公務員採用総合職試験の合格者数は、院卒者試験が667人、大卒程度試験が1,360人の合計2,027人。倍率は、院卒者試験が2.2倍(前年度2.7倍)、大卒程度試験が9.5倍(同10.9倍)、平均7.1倍(同8.2倍)。

 女性の合格者数は、院卒者試験が234人、大卒程度試験が449人の合計683人で、過去最多を記録。合格者数全体に占める女性の割合は、前年度比3.1ポイント増の33.7%。3年連続で3割を超え、過去最高となった。

 出身学校別の合格者数は、国立大学1,292人(63.7%)、公立大学86人(4.2%)、私立大学634人(31.3%)、その他外国の大学など15人(0.7%)。合格者の出身学校数は、全体で170校だった。

 出身大学別でみると、合格者をもっとも多く出したのは「東京大学」193人、ついで「京都大学」118人、「北海道大学」97人、「早稲田大学」96人、「立命館大学」78人、「東北大学」70人、「中央大学」68人など。10人以上の合格者を出した大学は42校にのぼった。

◆2023年度国家公務員採用総合職試験 出身大学別合格者数(上位10校) 
1位「東京大学」193人
2位「京都大学」118人
3位「北海道大学」97人
4位「早稲田大学」96人
5位「立命館大学」78人
6位「東北大学」70人
7位「中央大学」68人
8位「岡山大学」55人
9位「九州大学」51人
9位「慶應義塾大学」51人

《奥山直美》

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