国家公務員、一般職の合格発表…女性4割超で過去最多

 人事院は2023年8月15日、2023年度国家公務員採用一般職試験(大卒程度)と専門職試験(大卒程度)の合格者を発表した。一般職試験の合格者数は8,269人、倍率3.2倍。女性の合格者数は3,336人で過去最多を更新した。

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2023年度 一般職試験(大卒程度試験)区分別実施結果・合格者の状況
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 人事院は2023年8月15日、2023年度国家公務員採用一般職試験(大卒程度)と専門職試験(大卒程度)の合格者を発表した。一般職試験の合格者数は8,269人、倍率3.2倍。女性の合格者数は3,336人で過去最多を更新した。

 国家公務員採用一般職試験(大卒程度試験)は、定型的な事務をその職務とする係員の採用試験。第1次試験を6月11日、第1次試験合格発表を7月5日、第2次試験日を7月12日~28日の平日のうち第1次試験合格通知書で指定の日時に実施した。

 国家公務員採用一般職試験(大卒程度)は、採用予定数5,147人に対し、申込者数2万6,319人、合格者数8,269人で倍率は3.2倍。試験の区分別では、行政6,476人、技術系1,793人。合格者数は前年度(2022年度)と比べて113人増加した。このうち、女性の合格者数は3,336人、合格者に占める割合は40.3%と、2年連続で4割を超え、過去最高を更新した。

 国家公務員採用専門職試験(大卒程度)は、7種類の専門職試験全体の合格者数が4,953人で、前年度と比べて931人減少した。各試験の倍率は、皇宮護衛官(大卒程度)が14.5倍、法務省専門職員(人間科学)が4.2倍、財務専門官が5.3倍、国税専門官が4.3倍、食品衛生監視員が4.5倍、労働基準監督官が7.2倍、海上保安官が6.5倍。航空管制官採用試験は、第3次試験後の10月2日に最終合格者の発表を予定している。

《奥山直美》

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