東京都職員採用試験I類B「適性検査SPI3」導入…日程前倒し

 東京都人事委員会は2024年1月30日、令和6年度(2024年度)東京都職員採用試験(選考)の日程などを公表した。第1次試験(選考)はI類Aが5月12日、I類Bが4月21日。試験案内は2月21日に東京都職員採用Webサイトで公表予定。申込は2月27日から3月13日までインターネットで受け付ける。

教育・受験 大学生
令和6年度東京都職員採用試験(選考)日程等
令和6年度東京都職員採用試験(選考)日程等 全 2 枚 拡大写真

 東京都人事委員会は2024年1月30日、令和6年度(2024年度)東京都職員採用試験(選考)の日程などを公表した。第1次試験(選考)はI類Aが5月12日、I類Bが4月21日。試験案内は2月21日に東京都職員採用Webサイトで公表予定。申込は2月27日から3月13日までインターネットで受け付ける。

 令和6年度(2024年度)東京都職員採用試験(選考)のおもな変更点は4つ。1つ目は、適性検査の導入。民間企業との併願希望者やさまざまな学部出身者、転職者など幅広い層の人が受験しやすいよう、春に実施する大学卒業程度(I類B)採用試験(行政(新方式)・ICT(新方式))に、適性検査(SPI3)を導入する。適性検査は、教養試験(択一)に代えて導入するもので、民間企業の採用に広く活用され、公務員試験のための特別な準備が必要ない。なお、キャリア活用採用選考・就職氷河期世代を対象とした採用試験にも適性検査を導入するが、詳細は別途公表する。

 2つ目は、土木(新方式)の実施。土木(新方式)は、教養試験(択一)、専門試験(記述式)や論文を課さず、「適性検査(SPI3)」、「専門性に関するプレゼンテーション・面接」および「グループワーク・面接」による試験方式で、民間企業との併願希望者など、幅広い層の受験が期待される。  

 3つ目は、I類の試験日程・申込受付期間の前倒し。第1次試験日程の前倒しに合わせて、申込受付期間を変更し、2月27日から受付を開始する。4つ目は、土木・建築・機械・電気で、秋にI類B採用試験(新方式・第2回)を実施し、受験資格を21歳(大学3年生相当、令和7年4月1日現在)からに拡大。秋の試験の詳細については、別途公表予定。

 なお、令和5年(2023年)度の秋に実施した、教養試験(択一)・専門試験(記述式)・論文を伴うI類B採用試験(一般方式・第2回)は実施しない。

 採用試験(選考)に関する情報は、東京都職員採用Webサイトで閲覧できる。実施する試験(選考)区分、採用予定者数および日程の詳細については、別途公表する予定。試験の詳細については、採用試験(選考)ごとに作成する試験(選考)案内を参照すること。

《中川和佳》

【注目の記事】

この記事の写真

/

特集