フィルタリング使っていないが過半数――中学受験生のネット事情
兵庫県・大阪府・京都府・滋賀県・奈良県・愛知県・和歌山県・岡山県で進学教室を展開する浜学園は、小学校1年生から6年生までの塾生に対して、「中学受験を考える小学生のインターネット利用状況」に関するアンケートを実施し、結果を発表した。
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実施方法は、各教室で全塾生約8,000名にアンケートを配布し、自宅で回答後、教室窓口にて回収。調査期間は4月1日から30日で、有効回答者数は2,330名であった。
パソコンの利用頻度については、小2から小6まで、「月に数回」が約3分の1と最多であったのに対し、小1のみが「まったく使わないが」最多の33.3%。小4から小6の成績最上位クラス帯のみでの集計では、大きな違いは見られないものの、小4と小5で「まったく使わない」が減少しているのに対し、小6では全体12.4%に対し、最上位クラス15.8%と増加しているのが見て取れる。インターネットの利用頻度でも同じ傾向が見られ、受験を目前に控えた小6では、パソコンやインターネットの利用を控える様子がうかがえる。
インターネットを初めて利用した学年については、全学年で「小1で利用」が最多となっている。
フィルタリングソフトの認知と利用に関しては、全学年で「知っているが利用していない」が最多という結果となった。「知っているし利用している」は、全学年で4分の1以下に留まり、子どもの安全・安心なネット利用に関する知識が未だ浸透していない現状をあらわす結果となった。
このほか、携帯電話利用(保有)率、ゲーム機別利用(保有)率、電子辞書利用(保有)率、浜学園が提供する講義映像のインターネット配信「Web講義」などに関する調査が行われた。
《田村麻里子》
※ この記事は、RBB TODAYにて6月25日に配信された記事を転載したものです。
《RBB TODAY》
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