BIGLOBEとインターズー、iPad・パソコンで利用可能な獣医学専門電子書籍

 NECビッグローブ(BIGLOBE)と、獣医学・ペット関連の書籍出版を行うインターズーは17日、獣医療関係者向け電子書籍サービス「V-MED(ブイメド)」の提供を開始した。

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 NECビッグローブ(BIGLOBE)と、獣医学・ペット関連の書籍出版を行うインターズーは17日、獣医療関係者向け電子書籍サービス「V-MED(ブイメド)」の提供を開始した。

 「V-MED」(Veterinary Medicine:獣医療)は、インターズーが出版した獣医学専門書を、テーマや章単位で電子書籍化するもの。ページ数が多く高価な獣医学書から、必要な部分だけを選んで購入し、手軽に持ち運ぶことが可能。また、iPadおよびパソコン向けに閲覧用アプリケーションを提供することで、医療現場での快適な利用や効率的な学習を実現した。開始当初は約50本の電子書籍を1980円より提供、今年度中に約150本までラインアップを拡充する予定。

 iPadへの対応により、重く大きい獣医学書の医療現場への手軽な持込みを実現する他、獣医師との共同開発により、利便性の高い閲覧用アプリを提供。重要な図解や画像が見やすいよう、画像をタップするだけで拡大画像を表示できる機能や、疾患名、症例、動物名などのキーワードから、書籍内の該当部分を瞬時に探し出すことができる検索機能などを用意した。重要な部分にマーキングできる機能や、メモを書き込める機能も提供する。今後は、対応端末の拡大も検討中。

 サービスの購入・利用には、パソコン向けのサービスサイトでの無料の会員登録と、iPad向け・パソコン向けアプリのダウンロードが必要。なお、パソコン向けのサービスサイトでは、電子書籍の他、獣医師の医療活動に役立つさまざまな情報を無料で提供していく予定。開始当初は、各分野のエキスパートによる病院経営に役立つコラムを提供し、今後は、動物用薬・医療機器のデータベースや、獣医師同士の情報共有を支援するコミュニティなども提供する。BIGLOBEおよびインターズーでは、2011年度末までに5万本の電子書籍の販売を目指す。

BIGLOBEとインターズー、iPad・パソコンで利用可能な獣医学専門電子書籍サービス「V-MED」開始

《冨岡晶@RBBTODAY》

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