インフルエンザ拡大の勢いに拍車、14歳未満の患者数が大きく増加
厚生労働省は1月27日、2011年第3週(1月17日〜23日)のインフルエンザ流行レベルマップを更新した。報告数をもとに推計した全国のこの1週間の受診患者数は約149万人。
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
今シーズンのインフルエンザの定点当たり報告数は、昨年の第42週以来増加しつづけており、今年第3週の定点当たりの報告数は26.41(患者報告数130,515)となった。
報告数をもとに推計した全国のこの1週間の受診患者数(定点以外も含む)は約149万人(95%信頼区間:138万人~159万人)となり、年代別にみると5〜9歳が約27万人、20代が約23万人、10〜14歳が約20万人の順に多くなっている。第3週は14歳以下の年齢層での増加が大きかった。
また都道府県別の定点報告数では、宮崎(64.49)、沖縄(63.17)、福岡(48.97)、佐賀(48.44)、長崎(47.29)、大分(45.00)、鹿児島(39.48)、熊本(37.31)、群馬(36.41)、千葉(36.38)、埼玉(34.29)の順となり、前週に続きすべての都道府県で定増加した。
定点あたりの報告数および患者数報告数は、今年第1週の報告で前週の2倍以上の数値(定点報告数5.06、患者報告数24,841)を示したのを皮切りに、第2週でさらに倍増(定点報告数12.09、患者報告数59,832)。そして今回の発表でも、またさらに2倍以上の増加と、週を追うごとに倍々となる勢いを見せている。
なお、昨年の第51週からの5週間においてのインフルエンザウイルス検出報告件数は、AH1pdm(新型インフルエンザ)が最多となっている。
《田崎 恭子》
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