子どもの名前公開は嫌だけど自分のはもっと嫌…主婦のネット意識
MMD研究所(モバイルマーケティングデータ研究所)は2日、メディアインクルーズのモバイルメディア「ママイコ」との共同リサーチとして実施した、「インターネット上での個人情報公開に関する主婦の意識調査」の結果を公開した。
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調査期間は2月9日~27日(19日間)で、10~40代以上の主婦から、551件の有効回答を得た。SNSなどのオンラインサービスでの個人情報公開に関する意識調査を行ったところ、主婦の81.3%が「自分自身の実名の公開に、抵抗がある」と回答した。その一方で、「子どもの実名の公開に、抵抗がある」は66.4%となり、自分の実名より、子どもの実名を公開することには抵抗感が低い実態が判明した。
同様に「写真の公開」についても調査したが、主婦の76.8%が「自身の写真公開に抵抗がある」、58.8%が「子どもの写真公開に抵抗がある」と回答した。なおそれ以外の情報として、GPSやメールアドレスの公開について尋ねたところ、「位置情報(GPS)の送信に抵抗がある」は74.6%、「連絡先(メールアドレスなど)の公開に抵抗がある」は93.5%となった。
実名にしても写真にしても、情報公開そのものには過半数が抵抗感を示しているものの、“子どもの情報は公開してもいい”と捉えている主婦が多いのは、非常にあやういものを感じさせる。またメールアドレス以上に、実際の脅威に直結しやすい位置情報のほうが、メアドを大きく下回っているのも、気になるところだ。
ちなみに同調査では最後に、「最近の個人情報保護に関する法律や規則についてどのように感じているか」も質問しているが、「ちょっと甘いので少し厳しくしたほうがよい」34.1%、「甘すぎるのでもっと厳しくしたほうがよい」18.7%となり、あわせて主婦の52.8%が「厳しくしたほうがよい」と回答した。ただし、もっとも多かった層は、「今くらいでちょうどよい」38.3%という結果になっている。
結果に愕然!主婦のネット意識「自分の名前公開は嫌」81.3%、「子どもの名前公開は嫌」66.4%
《冨岡晶@RBB TODAY》
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