日立とバンダイ、子供の年齢とブロックの組立て能力を検証
日立製作所は7日、バンダイのブロック玩具「BlockLabo」(ブロックラボ)シリーズの開発に協力したと発表。
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「BlockLabo」は、日立とバンダイが共に進めている、脳科学をモノづくりに活用する共同プロジェクトで得られた知見が活用されているという。バンダイが「BlockLabo」の商品化と販売を担当し、日立は認知科学的手法に基づいて、ブロックの形状や模様の有無などによる組み立てやすさに関する検証を担当したという。
日立は、生後1歳6ヵ月~3歳未満の子供約110人を対象に、各種検証を実施。作品例と同じ形状を最後まで組み立てる「達成率」と、ブロックの組み立てにかかった「所要時間」を検証し、ブロックの形状や模様の有無などによる比較を行った。その結果子供の成長段階によって、組み立て能力にどのような差があるかが明らかになったという。
まず「1歳6ヵ月~2歳6ヵ月未満の子供には、立方体と直方体の組み立てにかかる所要時間に顕著な差が見られ、直方体よりも立方体のほうが容易に組み立てることができる」「1歳6ヵ月~2歳6ヵ月未満の子供にとって、ブロックに形状や模様があるものの方が、ないものよりも容易に組み立てられる」「1歳6ヵ月~2歳6ヵ月未満の子供が2ピースのブロックで作るアンパンマンの達成率が20%~50%未満だったのに対して、2歳6カ月から3歳未満の子どもは、50%以上の達成率になる」ことが分かったとしている。日立は、「子供が成長するにつれてブロックの遊び方も進化していくと考えられる」と述べている。
日立、子供の年齢とブロックの組立て能力を検証……バンダイとの共同プロジェクト
《編集部@RBB TODAY》
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