【中学受験・進学塾の悩み解決:日能研関東】アドバイスをしても子どもに反発されてしまう

 日能研に通う6年生男子の母です。理科や社会の勉強にあまりに時間がかかりすぎていることが悩みの種です。

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 「日能研に通う6年生男子の母です。理科や社会の勉強にあまりに時間がかかりすぎていることが悩みの種です。必要以上にノートをきれいに取ろうとすることで時間がかかっていることが原因だと思うのですが、やり方を変えるようにアドバイスしても聞く耳を持ちません。最近は、勉強に関して口を出すとすぐに反発して、部屋にこもってしまいます。こういう場合、親はどのように関わればいいのでしょうか。」に回答します。

 反抗期に入ってくる年頃なので、関わり方が難しくなってきますね。この時期のお子さんは内容的に正しいことを言っていても、ちょっとした言葉のニュアンスや表情に過敏に反応し反発したりします。反抗期とは自我が芽生え、育っている時期なのです。

 自我が育っているだけに自分自身の考えや感情を大事にしようとします。一方で、自分自身に対する意識が高まっているために、自分の状態に対してとても不安になりやすい時期でもあるのです。ですから、口出しされることをひどく嫌がるような時もあれば、妙に甘えてきたり、かまって欲しがるようなそぶりを見せたりもするわけです。

 この時期のお子さんに接する際には、こういった心理を理解してあげることが大切です。

 「せっかくアドバイスしてあげているのに、聞く耳を持たないなんて!もう勝手にしなさい!」と言いたくなるときにも、「アドバイスされたことがいいと頭ではわかっていても、自分のやり方を変えることが不安なのかもしれないわね。それで反発しているのかも」というとらえ方も覚えておかれると良いでしょう。

 「○○しなさい」や「○○しないと点数が取れないわよ」といった言葉を、言い方を変えて「○○すると点数が上がりそうね」などの未来指向の言葉に変えていくことで反応が変わってくる場合もあります。

 また、お母さんから日ごろ言われることには耳を貸さないのに、まったく同じ内容を塾の先生から言われるととても素直に聞く、ということが子供にはよくあります。これは、「先生」という権威から与えられたアドバイスには安心できるため、素直に受け取りやすいからです。お母様からの言葉が難しい場合は、第三者から伝えてもらうことが良いかもしれません。

《中学受験 個別指導のSS-1 講師》

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