【EDIX】大容量情報を表示・記録する仮想セル電子黒板…神大が提案

 第2回 教育ITソリューションEXPOで、企業ブースが立ち並ぶなか、神奈川大学 理学部情報科学科の張教授の研究室が、大容量の情報を表示・記録する“仮想セル”電子黒板を展示している。

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神奈川大学 理学部情報科学科の張善俊教授
神奈川大学 理学部情報科学科の張善俊教授 全 4 枚 拡大写真
 第2回 教育ITソリューションEXPO(EDIX エディックス)で、企業ブースが立ち並ぶなか、神奈川大学 理学部情報科学科の張 善俊(ちょうぜんしゅん)教授の研究室が、大容量の情報を表示・記録する“仮想セル”電子黒板を展示している。

 従来の電子黒板のメリットを保持しながら、教室の正面に大きさを問わずに配置できる電子黒板と、手首の移動量を最小限に抑えた入力方法を備えた、仮想セルインタラクティブ電子黒板システムを、研究成果をもとに、業界に向けて電子黒板のあらたな機能として提案することが出展の目的だという。

 会場では、ペンタブレット(Bamboo)に任意のサイズで書いた文字が、電子黒板に一定のサイズに縮小表示されていくようすをデモしている。タブレットで自然に書いた文字や図が、縮小されても画質を崩さずに表示・記録できる。また、仮想セルにより表示領域が自由に設定できるため、表示領域に制限されることなく、大容量の情報を表示・記録できるのだそうだ。

 仮想セル機能の応用分野として、会議、携帯電話やデジタルカメラ、電子カルテ、プリクラが紹介されている。

《田村麻里子》

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