国際数学オリンピックオランダ大会、日本は参加者全員メダル獲得
文部科学省は、第52回国際数学オリンピック参加生徒の成績についてホームページ上で発表している。
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国際数学オリンピックは、世界各国・地域の数学的才能に恵まれた若者を見出し、その才能を伸ばすチャンスを与えること、世界中の数学好きの若者や教育関係者であるリーダーたちが互いに国際交流を深めることを目的として開催されている。第1回大会は、1959年にルーマニアにおいて、ハンガリー、ブルガリア、ポーランド、旧チェコスロバキア、旧東ドイツ、旧ソ連を招待して開催された。その後、1980年を除き毎年7月に開催されている。
今回の「国際数学オリンピック」はオランダ(アムステルダム)で7月13日〜24日(現地時間)に、101の国と地域から564名が参加して開催された。日本からは、参加した生徒6名全員がメダル等を獲得したという。
金メダル獲得は、北村拓真さん(兵庫県・灘高等学校2年)、吉田健祐さん(東京都・筑波大学付属駒場高等学校3年)の2名。銀メダル獲得が、越山弘規さん(兵庫県・甲陽学院高等学校3年)、峰岸龍さん(静岡県・静岡県立清水東高等学校3年)の2名。銅メダル獲得が、清水元喜さん(兵庫県・灘高等学校3年)、村井翔悟さん(東京都・開成高等学校2年)の2名。なお北村さん、越山さん、清水さんは、2010年にも銀メダルを獲得している。
大会は1日4時間半、各3問の筆記試験を2日間にわたり取り組み、その得点合計が競われた。成績優秀者にメダルが与えられ、金メダルは参加者の約12分の1、銀メダルは約12分の2、銅メダルは約12分の3が受賞する。なお来年は、アルゼンチンで実施される予定だという。
《前田 有香》
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