文部科学省、放射性セシウム汚染土壌マップを公表
文部科学省は8月30日、東京電力福島第一原発の100キロ圏内の土壌の汚染度をまとめた「放射性セシウムの土壌濃度マップ」をホームページに公開した。
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
調査は、福島第一原子力発電所からおおむね100キロ圏内の約2,200地点の土壌採取より測定した放射線セシウムの濃度を調べた。80キロ圏内は2キロ四方、80〜100キロ圏内は10キロ四方に1カ所の割合で、それぞれ5地点で地表から5センチの深さまで土壌を採取。調査期間は6月6日〜7月8日、6月14日時点の、半減期が2年のセシウム134と、30年の137の値を出している。
汚染度が高い地域は、原発から北西方向の半径40キロ圏内に集中しており、今回の調査では、汚染度の高い場所の多くは警戒区域や計画的避難区域に指定されている地域だが、避難区域以外の一部でも高いところがあった。
同調査は、今後、住民の被ばく線量を評価したり、除染や避難区域の見直しなどの際の基礎資料とするという。
《前田 有香》
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