子どもの食生活、9割以上の子どもが3食きちんと食べている

 ネットマイルは9月20日、小・中学生を対象に「食生活」について実施したアンケート調査の結果を公開した。

生活・健康
お子様は、毎日3食(朝、昼、夜)を食べていますか
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 ネットマイルは9月20日、小・中学生を対象に「食生活」について実施したアンケート調査の結果を公開した。

 同調査は、インターネット上の共通ポイントサービス「ネットマイル」の登録会員のうち、小学生・中学生の子どもがいる親500名(男子270名、女子230名)に対して、子どもと一緒に、子どもの意見で食生活についての質問に答えるという形式でアンケートを実施。実施日は9月2日。

 毎日3食(朝、昼、夜)を食べているかについて質問したところ、全体の97.2%が「毎日3食食べている」と回答した。

 朝食で主にどのようなものを食べているかについて質問したところ、「パン」が全体の68.5%、「お米」が67.1%となった。性別でみると、「パン」は男の子よりも女の子がやや多く、一方「お米」は女の子よりも男の子の回答率が高い傾向が見られた。また、「ヨーグルト」や「果物」は男の子よりも女の子の回答が多く見られた。学年別でみると、「パン」は小学校中学年において、「ヨーグルト」は小学校中学年、小学校高学年の回答が多く見られた。

 朝、昼、夜の食事以外に間食をするかについて質問したところ、「おやつを食べる」が全体の89.2%という結果となった。性別でみると、「おやつを食べる」の回答は男の子よりも女の子に若干多く見られた。学年別でみると、「おやつを食べる」の回答は、小学校低学年では92.6%、一方中学生では82.1%となっている。

 家での食事は誰と食べることが多いかについて質問したところ、1位が「お母さん」で93.4%、2位が「兄弟姉妹」で51.2%、3位が「お父さん」で48.0%と続いている。性別や学年別にみても、「お母さん」の回答は9割を超えている。

 家での食事はどのようなものが多いか質問したところ、「お母さんやお父さんが作った料理」が全体の96.8%と圧倒的に多く、次いで「スーパーなどで買ってきたおかずやお弁当」が17.4%、「いつでも手軽に食べられる料理(レンジでチンするものや、お湯を使うもの)」が11.0%と続いた。性別でみると、「スーパーなどで買ってきたおかずやお弁当」は、男の子よりも女の子の回答がやや多く見られた。学年別で見ると、「スーパーなどで買ってきたおかずやお弁当」と「いつでも手軽に食べられる料理(レンジでチンするものや、お湯を使うもの)」の回答は、小学校低学年や小学校中学年よりも、小学校高学年や中学生のほうが多くなった。

 ごはんのときにどのようなお手伝いをするかについて質問したところ、1位は「食べ終わった食器を流しに運ぶ」で72.0%、次いで2位は「お皿やお箸を並べる」で64.0%、3位は「食卓に料理を運ぶ」で56.4%となった。性別でみると、いずれのお手伝いについても男の子よりも女の子の回答率が高く、特に「ほうちょうを使ったお手伝い(肉や野菜を切る)」において男女の回答差が大きく見られた。また学年別でみると、「食べ終わった食器を流しに運ぶ」、「お皿やお箸を並べる」、「食卓に料理を運ぶ」などにおいて、中学生よりも小学生全般の回答率が高くなった。

 外食(ファーストフード店を含む)によく行くかについて質問したところ、「月に1回くらい行く」がもっとも多く全体の31.8%で、続いて「2週間に1回くらい行く」が24.4%、「週に1回くらい行く」が19.8%となった。性別でみると、「月に1回くらい行く」の回答は男の子において多く、「週に1回くらい行く」の回答は女の子において多くみられた。また、学年別でみると「特別な日だけ行く」という回答が、小学校低学年においてやや低い傾向がみられた。

 普段家の食卓に並ぶ食材について質問したところ、1位は「肉」で95.8%、次いで、2位が「野菜」93.8%、3位が「お米」93.2%、4位が「魚介類」81.8%と続いた。性別でみると、「めん類」や「パン類」、「魚介類」では男の子よりも女の子の回答率がやや高かったものの、大きな違いはみられなかった。学年別でみると、「卵」、「めん類」、「パン類」では、特に小学校中学年の回答が多くみられた。

 家での食事で子どもが不満に思っていることについて質問したところ、「嫌いな食べ物が出る」や「食材の種類が偏っている」といった食材についての不満が多く寄せられたほか、「量が多い/少ない」、「兄弟と取り合いになる」、「親の都合で食事の時間帯が遅い」などの意見が挙げられた。

《前田 有香》

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