年間総授業時間、公立小の9割・中学の3割で増加
文部科学省は、「平成23年度公立小・中学校における教育課程の編成・実施状況調査」の結果について公開している。調査項目は、平成22年度の年間の総授業時数および授業日数、平成23年度の年間総授業時数、今年度から年間総授業時数を増やす取組み等の計画。
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
同調査の調査項目は、平成22年度の年間の総授業時数および授業日数(実績)、平成23年度の年間総授業時数、今年度から年間総授業時数を増やす取組み等の計画となっている。調査対象は小学校19,635校、中学校9,164校。
平成22年度実績をみると、小学校の年間総授業時数の平均値は、第1学年が885時間(H20年度850)、第2学年が931時間(同895)、第3学年が996時間(同965)、第4学年が1,028時間(同998)、第5学年が1,027時間(同999)、第6学年が1,018時間(同989)となっている。中学校では、第1学年が1,028時間(同1,027)、第2学年が1,029時間(同1,026)、第3学年が1,001時間(同998)。このほか、児童・生徒会活動やクラブ活動などの特別活動の実績時間も掲載されている。
今年度から年間総授業時数を増やす学年がある学校の割合は、小学校で87.3%、中学校で32.6%となっている。また、個に応じた指導を実施する学校は小学校で78.0%(H21年度70.5%)、中学校で68.5%(同66.3%)となっている。
また、外国語教育に関する小中連携実施に取り組んでいる中学校区の全中学校区に占める割合は、平成22年度実績が63.3%に対し平成23年度計画では72.4%となっている。平成23年度計画の項目別では「情報交換」(62.1%)、「交流」(50.1%)、「小中連携したカリキュラムの作成」(12.3%)となっている。
《前田 有香》
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