志願者数の減少とまらず…駿台が主要私大の志願状況を分析
駿台予備学校は3月13日、2012年度主要私立大志願者分析をホームページに公開した。主要私立22大学の一般選抜入試の延べ志願者数は、前年度同期と比較して1.7%減少。入試方式別にみると、一般方式は1.6%減、センター利用方式は2.1%減となった。
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3月5日現在判明分の集計によると、慶応義塾大、早稲田大、上智大など主要私立22大学の一般選抜入試の延べ志願者数は、前年度同期と比較して1.7%減少した22,189人。入試方式別にみると、一般方式は14,082人(1.6%減)、センター利用方式は8,107人(2.1%減)となった。
大学別にみると、慶応義塾大、早稲田大といった最難関校は志願者数が減少している。関東地区で志願者数が増加した大学では、上智大の増加率が11.5%と目立っている。なお、明治大は2012年度も志願者数がトップで、3年連続志願者数日本一が確定している。
関西地区では、同志社大、立命館大、龍谷大は志願者数が増加している。志願者が増加している大学の中では、立命館大が増加数8,965人(13.2%増)で主要私立22大学ではもっとも高くなっている。
系統別志願状況をみると、国公立大と同様に文低理高となっているが、国公立大と異なり社会学系が105と増加しているのが目立つ。また、外国語学系が指数109と人気を集めている。理系では工学系とならんで募集人員の多い理学系が指数114となっている。資格に直結する保健衛生学系、医学系、歯学系、薬学系も増加しているが、主要22大学では設置大学が少ないため、他大学とあわせた分析を後日発表となっている。
このほか、個別大学分析では、入試変更点があった学部・学科、増減の目立った学部・学科を中心に分析して掲載している。
《前田 有香》
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