【東京おもちゃショー2012】6/16-17は無料一般公開…見どころチェック

 東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催中の「東京おもちゃショー2012」(日本玩具協会)が6月16日(土)と17日(日)の2日間、無料で一般公開される。今年はドイツ、スイス、香港など海外の8社を含む144社が出展。

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「日本おもちゃ大賞2012」受賞作の展示コーナー
「日本おもちゃ大賞2012」受賞作の展示コーナー 全 26 枚 拡大写真
 東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催中の「東京おもちゃショー2012」(日本玩具協会)が6月16日(土)と17日(日)の2日間、無料で一般公開される。今年はドイツ、スイス、香港など海外の8社を含む144社が出展。16日に6回、17日に5回のステージイベントも予定されている。なお、昨年の一般公開日には約14万人の来場があったという。

◆日本おもちゃ大賞2012

 12日に発表された「日本おもちゃ大賞2012」は、「エデュケーショナル・トイ部門」「ボーイズ・トイ部門」「ガールズ・トイ部門」「キャラクター・トイ部門」「イノベイティブ・トイ部門」「ハイターゲット・トイ部門」「共遊玩具部門」の7部門からなり、部門ごとに大賞1点、優秀賞4点が表彰された。これに、今年新設の「ヒット・セールス賞」と「特別賞」をあわせ、西1ホールの「日本おもちゃ大賞2012」受賞作展示コーナーに、カテゴリー別に紹介している。

◆被災地支援から生まれた乾電池不要のRCカー

 「日本おもちゃ大賞2012」で、子どもの知育・教育に特に貢献する玩具として「エデュケーショナル・トイ部門」の大賞に表彰されたのは、タカラトミーの、乾電池不要のRC(リモートコントロール)カー「ぐるぐるドライブ」だ。リモコンのハンドルを回すことで充電したり、車を前進・後進させることができる。復興支援で被災地におもちゃを届けた際に、ラジコン系など電池を必要とするものは対象外となった、担当者の悔しい気持ちから生まれた製品だという。7月19日に発売される予定だ。

◆教育企業も出展

 教育関連企業も出展している。進学教室サピックス小学部(SAPIX)は、カードゲームで遊ぶ生物多様性「マイ・ネイチャー」を紹介。学研は、「頭のよくなるペンタキューブ」のほか、算数・英語・国語・地図学習の知育玩具を展示。くもん出版は、知育玩具の新ブランド「KUMON TOY(クモン トイ)」を「できる」「身につく」「かんがえる」のシリーズ別に展示している。なお、「KUMON TOY」の名称については「東京おもちゃショー2012」の開催にあわせて発表された。

◆限定6千体の「リカちゃん なでしこジャパンモデル」

 タカラトミーのリカちゃんコーナーには、2012年から「なでしこジャパン」のメンバーが着用しているユニフォーム柄をモチーフにした「リカちゃん なでしこジャパンモデル」が展示されている。6,000体限定で7月21日に発売される予定だ。

◆運転もできるトヨタの着せ替えEV「カマッテ」

 トヨタ自動車は、親子で楽しむコンセプトカー「Camatte(カマッテ)」を展示している。ボディの脱着が容易にでき、着せ替えたり、パーツを交換できるというものだが、実際に大人3人までが乗車でき、運転することが可能だ。車内で親子が密着することで空間を共有し、連帯感を生み出す狙いもあるという。参考出展で価格も未定とのことだが、クルマ好きなお父さんにとっては非常に魅力的な“おもちゃ”ではないだろうか。

◆赤ちゃんもスマホ・タブレット

 ローヤルは、タブレットとスマートフォンをモチーフにした乳幼児向けの製品を展示している。「おでかけタブレット」は、軽量のタブレット型のボードでひらがなを学べる、「日本おもちゃ大賞2012」の「エデュケーショナル・トイ部門」優秀賞受賞作品だ。文字を軽く押すと読み上げ音が聞こえるという、目と耳でひらがなを学べる製品で、濁点を書き順どおりに指定できることが特長だという。また、従来品の半額程度の3,980円という低価格も手伝い、人気の製品だという。

◆おもちゃもタワーブーム

 会場全体で目についたのは、東京スカイツリーをはじめ、タワーにちなんだ製品だ。セガトイズは家庭用プラネタリウムの、東京スカイツリーとその周辺の星空をバスルームに映し出せる「HOMESTAR AQUA 東京スカイツリー」を展示している。

 ウィズは東京スカイツリー公認ライセンス商品で、1メートル26センチの貯金箱「東京スカイツリーバンク634」を展示。500円玉が634,000円以上入るのだという。人気の高い製品で、通常版に加え、蛍光バージョンも発売されている。また、ウィズでは、8月発売予定の「東京スカイツリー ライトアップクリスタル」も展示。携帯ストラップの同製品を、専用アプリを起動したスマートフォン画面上に乗せることで、夜景とともにスカイツリーをライトアップできる。このほかにも、様々なスカイツリーが紹介されている。


 日本玩具協会では今年の見どころとして、「日本おもちゃ大賞」受賞作の展示コーナー、スマートフォン連動のおもちゃ、新機能&新アイデアのおもちゃをあげている。さらに、「グローバル」「ペット」「変形」「シューティング」などが注目のキーワードだという。子どもから大人までが楽しめる「東京おもちゃショー2012」に、週末、親子で出かけてみてはいかがだろうか。

◆東京おもちゃショー2012
 会場:東京ビッグサイト 西1~4ホール(東京都江東区有明 3-11-1)
 2012年6月16日(土)9:00~17:00
 2012年6月17日(日)9:00~16:00

《田村麻里子》

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