都内の風しん患者、7月に急増…特に若い世代で流行
東京都福祉保健局は、7月に入って都内で風しん患者が急増し、これまでに例のない数に達していると7月12日発表した。流行の中心は、予防接種歴がない(または確認できない)30代の男性で、10代、20代の報告数も増加しており、免疫を持たない若い世代では注意が必要という。
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
今年春先から徐々に増加傾向が見られていた患者数は、6月に過去最多となった以降も増加を続け、今後も流行の拡大が懸念されている。2012年7月2日~7月8日の報告数は39件で、前週の報告数の14件から急増している。10代の患者も5件報告されている。
2012年の風しん患者を年齢別・男女別でみると、35~39歳の男性が26件と突出している。また、予防接種歴別でみると、「不明」67%、「なし」26%、「1回」7%で、予防接種暦がないまたは確認できない人が合わせて9割を超える。
風しん予防のためには、予防接種(MRワクチン)を行うことが重要であると福祉保健局では指摘している。感染予防として、外出後の洗いやうがい、咳などの症状がある場合のマスク着用を呼びかけている。
特に、妊娠中の女性が風しんに感染すると、胎児に影響を及ぼす可能性があるため注意が必要だ。
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