小中高校の教員向け「キャリア教育の取組み方」手順書をWebで公開
国立教育政策研究所は、小中高校の教員向けに、キャリア教育の取組み方についてパンフレットにまとめ、公表した。キャリア教育の年間指導計画の作成方法や作成事例、キャリア教育に取組む際の疑問に答えるQ&Aなどが盛り込まれている。
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子どもたちの進路をめぐる環境が大きく変化し、児童生徒の社会的・職業的自立に向けて必要な能力や態度を育てるキャリア教育の推進が強く求められている。しかし、学校に期待されている教育課題が多く、教員が多忙感を抱いているのが現状という。そこで、同パンフレットを学校で活用してもらうことにより、教員の負担感を軽減し、キャリア教育の実践に役立ててもらうことが狙いだ。
同パンフレットは、小学校・中学校・高校別にキャリア教育の手引きとしてまとめられ、具体的な実践方法が紹介されている。
キャリア教育の年間指導計画を作るために、児童生徒の実態や学校の特色、地域の実情などから現状を把握し、何をできるようにさせたいか目標を立て、課題を設定することが必要という。
例えば小学校では、野菜を栽培したり、地域の消防署を訪問したりすることなど、今まで行ってきたさまざまな活動をキャリア教育の断片としてとらえ、それらをつなぐことで「農家や消防署で働く人たちへのインタビュー」を行うといった、体系的な指導に結びつけるという。
また、キャリア教育の年間指導計画作成事例やキャリア教育に取組む際の疑問に答えるQ&Aも盛り込まれており、指導の指針になりそうだ。
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