総務省調査、青少年のインターネットリテラシーは67点
総務省は10日、青少年のインターネット・リテラシーに関する実態調査の結果を公表した。あわせて「青少年がインターネットを安全に安心して活用するためのリテラシー指標(ILAS)」として取りまとめた。
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総務省では昨年度、今後のインターネット・リテラシー向上施策を効果的に進めていくために、「青少年のインターネット・リテラシー」を可視化するテスト等を開発。今年度そのテストを、全国の高等学校1年生相当(約2500名)に対し、アンケートと共に実施した。その結果、青少年全体の総合平均点は100点満点換算で「約67点」と算出された。
また協力校所在地を、人口に基づき3つに区分して、各区分に所属する青少年のリテラシーを比較・分析したところ、都市部(人口50万人以上)に所属する青少年のリテラシーが相対的に高いことも明らかになった。一方で、男女別で比較・分析したところ、いずれの能力においても大きな差はないことも判明した。
「青少年がインターネットを安全に安心して活用するためのリテラシー指標」(ILAS:Internet Literacy Assessment indicator for Students)は、特に、インターネット上の危険・脅威への対応能力やモラルに配慮しつつ、的確な情報を判断するために必要な能力を、3つの大分類、7つの中分類に整理し、テストで各能力を可視化したものとなる。今後は、OECD(経済協力開発機構)などの場において、国内外で周知を図っていく予定。
青少年のインターネット・リテラシーは「約67点」、総務省が試算……指標「ILAS」を公表へ
《冨岡晶@RBB TODAY》
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