木材を活用した学校施設づくり講習会を全国3会場で開催
文部科学省は、木材を活用した学校施設づくり講習会を11月1日から全国3会場で開催する。木材の活用により豊かな教育環境をつくる取組みを支援するため、学校施設の設計者や木材関連企業、地方公共団体向けに、専門家による講演や学校施設の視察などを行う。
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学校施設への木材活用は、柔らかで温かみのある感触を与えたり、室内の湿度変化を緩和させ快適性を高めたりするなど優れた性質があると言われ、教育環境づくりの向上に大きな効果を期待できるとされる。
しかし、コストや維持管理・防火対策や、地方公共団体としての木材利用推進体制の充実や地域材の供給・流通システムなども課題となっており、同講習会では専門家による特別講演、地方公共団体の取組み紹介、学校施設の視察などを通じて、木材を活用した学校施設づくりの取組みを支援する。
講習会は11月1日から2日に三重県、12日から13日に高知県、26日から27日に山形県で行われ、各会場とも1日目は専門家による講演と地方公共団体の取組み紹介、2日目は学校施設の視察をする。受講料や視察学校へのバス案内は無料だが、旅費および宿泊費などは個人負担となる。
◆木材を活用した学校施設づくり講習会
【三重会場】
日時：11月1日（木）～2日（金）
場所：四日市市市民交流会館（三重県四日市市本町9‐8）
特別講演：東洋大学理工学部建築学科教授 長澤悟「学校づくりの今日的課題と地域材の活用」
視察校：亀山市立関中学校（木造一部鉄骨造）
【高知会場】
日時：11月12日（月）～13日（火）
場所：高知共済会館（高知県高知市本町5‐3‐20）
特別講演：東京都市大学工学部建築学科教授 大橋好光「公共建築物木材利用促進法と中大規模木造建築」
視察校：中土佐町久礼中学校（1階RC造、2階木造）
【山形会場】
日時：11月26日（月）～27日（火）
場所：山形テルサ（山形県山形市双葉町1‐2‐3）
特別講演：東洋大学理工学部建築学科教授 工藤和美「『木に集い、木に学ぶ、みんなの学校づくり』～設計・建設のプロセスにみる木造校舎のこれから～」
視察校：西川町立西川小学校（RC造一部木造、一部鉄骨造）
受講料：無料
※受講者の旅費及び宿泊費などは個人負担。なお、学校施設視察へのバスは無料
募集定員：各会場100名程度
申込方法：「木材を活用した学校施設づくり講習会」運営事務局へFAXまたはインターネットにて
※定員になり次第受付終了
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